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- 欲の排除
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2017.04.30 Sunday
▼NHKではゴールデンウィークという言葉は使わないらしい。というのも、この言葉は1951年の現在のゴールデンウィークにあたる期間に上映された「自由学校」という作品の興行成績が良かったため、当時の大映専務であった松山英夫氏によって造られた言葉とのこと。民間の商品は宣伝してはいけないのがNHKなので、そのときに作られた言葉も駄目なのだなあ。厳しい。
そんなゴールデンウィーク、みなさまいかがお過ごしでしょうか。わたしは腰痛になりました。ガッデーム。
▼友人は美術館に行って裸婦像を観てきたとのこと。
さまざまな欲を抑えた人間になりたいと10代の頃は思っていた。それがまともな人間だと思っていたのだ。だけど、もし完全に性欲を抑えてしまったら、作者は裸婦像を作りたいと思うのだろうか。何も感じず、制作意欲も起きないように思える。美と猥褻とは完全に区分できず、美であり猥褻であるという状態が共存し、そこに惹かれるのではないか。
観る側にしても、自分の中に呼応するものがあって初めて作品を理解できるとすれば、あまり立派な人間になってしまうと作品を理解できなくなるかもしれない。
欲を、生々しい感情として消し去るのではなく、どこかで持ち続けていないと世間から乖離してしまうようにも思う。そんなことを思いながら、韓国映画「インサイダーズ/内部者たち」という映画を観ました。内部告発の話ですが、性接待の場面が出てくる。いいお父さんたちが、おちんちんを使ってゴルフをしているんですね。やっぱりね、性欲はなくなっていいんじゃないかと思いました。いったい何をしているんだ、君たちは。
おちんちんゴルフ。今日はこの言葉だけ憶えて帰ってもらえればと思います。
▼映画の感想「ディーパンの闘い」「ギリシャに消えた嘘」を書きました。「ディーパンの闘い」は移民の物語。「ギリシャに消えた嘘」は親子関係をからめたミステリー。どちらも地味でいい作品ですね。そんなに面白くはないかも。おちんちんゴルフのやつは面白かったです。
- 情熱
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2017.04.25 Tuesday
▼地元で迷子。オロオロ。子供が迷ったら迷子だが、おっさんが迷ったら不審者。気をつけよう。
手作りシュークリームの店を見つけて購入。迷ってみるもの。
▼友人夫婦の家にお邪魔。友人夫婦の子ター坊(中学2年)と話す。
ター坊、クラブ活動をあまり熱心にやってないようで父親から説教される。「おまえには情熱がない」といわれても、ケロッとしているター坊だ。情熱とはまた熱い言葉である。なんだか感心してしまった。ター坊の父親は中学時代、部活をやっていた。だが彼は水曜日になると、部活をさぼって帰っていた。当時、なぜ水曜だけ帰るのか理由を訊いた。
「家の近くの林にさあ、水曜になるとエロ本が捨ててあるんだよ。水曜はそれを回収しに行かないと」
行かないと、じゃないわ。おまえ、よくその口で情熱とかいえたな。おまけに「俺の教育方針は『獅子は千尋の谷に我が子を突き落として育てる』だ」などという。あ、この人、自分のことを獅子だと思ってるんだと知り、ちょっと恥ずかしい。またまた〜、ネズミ男みたいな顔して冗談ばっかり、と思いました。
ター坊はそれを聞いて、死んだ魚のような目をしていた。
強く生きろ。
▼ツタヤ図書館、お飾り用の読めない洋書購入に巨額税金投入…高さ9mの棚に固定(Business Journal)
閲覧、貸出が一切できない飾り用の本、中身が空洞のダミー本を購入というのは、図書館をよく使う身としてはちょっともったいない話。オブジェのようなものとして考えればいいのかな。これで図書館利用者が増えるとは思えないのだけど。図書館を目玉に観光客でも誘致しようということなのかなあ。
そもそも本のオブジェって本当に意味があるのか。本が並んでいるのは確かに壮観かもしれないけど、それは読める本が並んでいるからであって、中身が入ってない空洞のダミー本とか、貸出も閲覧もできない洋書だとか、それを利用者が知っている場合はどうなのだろう。
こんなにフサフサになりましたというカツラのコマーシャルのような。みんながカツラと知っていた場合、カツラをする意味があるのかという。ちょっと微妙な気分になる話。開館時間を長くするとか、隣接している市とシステムを共通化して相互利用できるようにするとか、本の種類を増やすとかを先にしたほうが利用者は喜びそうだけど。
▼映画の感想「ノック・ノック」を書きました。キアヌ・リーブスが若い女の子にいじめられる話。情けないキアヌを見たい人は是非。後味は悪いです。
- 閉塞感の正体
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2017.04.24 Monday
▼冬物とストーブを片付ける。バジルは日々、成長する。芽がそこかしこに出始めた。間引いたり、移し替えたりする必要があるのかもしれない。まだ全然育ってないけど。
ゴールデンウィークの予定はバジルをあれやこれやいじる。ああ、忙しい忙しい。哀しいぐらいに忙しい‥‥。
▼会長の句会の手伝い。東京オリンピックの頃の話を聞く。お年寄りに聞いても今の時代のほうが閉塞感が強いというのは本当のようだ。不思議。結局のところ「豊かである」ことより「将来、豊かになる。今よりもっとよくなる」という希望を持っていることが、人間の精神にとってはプラスに作用するのかもしれない。
今は生活水準も向上して60年代より格段に豊かになっているはず。だとしたら、不足しているのは希望ということか。物質的な豊かさが満たされると「思ってたよりたいしたことなかった」ということに気づき、向上していく希望を失ったことが閉塞感に繋がっているとしたら、こんな皮肉はないように思う。何を目指して生きてきたのか。それだけではなく格差の問題というのもあるのだろうけど。
「信長の野望」とか「三国志」というシミュレーションゲームが好きで、子供の頃によくやっていた。あのゲームのもっとも面白い時間は天下統一のときではなくて、序盤から中盤にかけて国が大きくなっていく時期にある。まだ安定しなくて、強いところにはかなわないのだけど成長していく楽しさがある。大きくなってしまえば安定して、あとは作業のようになるので飽きることもある。
現代は大きくなった状態なのかもしれない。でも、大きくなってからの楽しみ方というのもきっとあるし、それを探していくしかないのだろう。物騒なことをいえば、一度壊すとまた楽しいのかもしれんけど。
▼珍しくブログの内容についてメールをもらった。「みんなは読んでなくても、私は応援してます」と書いてあった。
「みんなは読んでなくても」の部分いるー? 真実はいつだって悲しい。わたしは強く生きていく。
▼被害者の瞳に映る容疑者(産経WEST)
「徳島県警が逮捕した容疑者のスマホを押収、保存されていた被害者の顔写真1枚を解析し、犯行を裏付ける証拠としていた」
被害者の瞳に犯人が映っていたなんて、まるで小説のような話。
▼映画の感想「パージ」「籠の中の乙女」を書きました。パージは1年に1回、国民のストレス解消のために犯罪オーケーにしましたという話。籠の中の乙女は、世間の悪影響を避けるため、子供を外に出さずに育てる話。どっちも頭がおかしいものの、籠の中の乙女はかなりの珍作だと思います。
- 現金を現金で買う
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2017.04.23 Sunday
▼バジルが順調に育ってきた。だがまだ芽は2、3ミリ。バジルソースまであと一か月ぐらいでしょうか。グヒヒヒ。
▼メルカリ(ネットオークション)での現金出品。これはどういうことでしょうか。
現金が売れてる…???
— 元鈴木さん (@Motosuzukisan) 2017年4月22日
しかも4万円に7000円以上色付けて…????? pic.twitter.com/vjANCWg5A0現金を現金で買うとは。しかも売れているという。最初見たとき意味が解らなかったですが、ふと似たことを思い出した。
青木雄二さんの漫画「ナニワ金融道」で、金に困った男が金券ショップで新幹線チケットを買う場面があったと思う。これと同じなんですね。買うのにはクレジットカードを使い、買ったチケットはすぐに他のショップで売って現金化する。新幹線チケットや商品券は人気が高いので9割ぐらいで買い取ってくれる。クレジットカードの支払いは遅いので、手元にはとりあえず現金ができるというもの。
お金のない人が飲み会の幹事をやり、支払いは自分のクレジットカードで済ませ、みんなからはその場で会費を徴収するやり方も同じですね。しかし、オークションで現金を売るとは考えたなあ。これはとんでもなく儲かる。5万の現金を6万(実際に画像を見ると5万を59500円で売っている)で売って1万円儲かる。これを20回繰り返せばそれだけで最低限の月収ぐらいにはなる。支払いはクレカだし、仮に支払者が滞納してもカード会社が負担するのでとりっぱぐれる心配もない。税金が引かれるでもなし。手数料あるから、そこまで儲からないのかな。
出品者の商品説明画像には「この商品はメルカリ事務局が問題なしと認めた商品です」とある。本当に事務局が問題なしとしているかはわからないけど、切手、古銭、外国硬貨の販売とみなせば違法にはならないのかな。法律に違反してなくても企業としてどうかというのはある。暴力団の資金源になる恐れもある。個人金融時代の到来か。
▼映画の感想「レヴェナント 蘇えりし者」「神の一手」を書きました。レヴェナントはディカプリオがひたすらいじめられる。熊、怖い。神の一手は囲碁の映画ですが、最終的には囲碁ではなく殴り合い。囲碁、いらないのでは。
- 印
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2017.04.20 Thursday
▼4月の頭に種を撒いたバジルが芽を出した。ほんの小さな芽で、まだ1ミリか2ミリほどの大きさしかなく心細い。だが、鮮やかな緑が美しい。植物は水をやれば芽を出す。人間と違ってきちんと応えてくれるからいい。
何かありましたか。
▼自宅の前に停めてある営業車の会社を調べ「お宅の社員がサボっています」と、会社に告げ口をするのが趣味の卑屈君という人がいる。卑屈君は前から被害妄想気味なところがあって「誰かに監視されている気がする」という。話を聞いてみると、家の表札の隅に小さく印が付けられているらしい。泥棒とか訪問販売の人間が、住民の情報を共有するのにそういった印を付けるというのは聞いたことはある。一人暮らしだとか、老人だとか、気弱で商品を買わせやすいとか。
スマホで撮った表札の画像を見せられる。かすかに「×」と書かれているようにも見えるし、ただの傷のようにも見える。仮に「×」だとしても情報が少ないようにも思う。ここに住んでいる人間はダメな人、というなら正解だけど。「これは絶対に泥棒ですよ。狙われてるんですよ!」と興奮気味の卑屈君である。
「そんな心配なら警察に相談したら?」といってみたが、このかすかな印だけで警察に行くのはさすがに気が引けたらしい。「大丈夫。防犯対策はしました」と自信満々なので、防犯カメラでも付けたかと思えばそうではない。彼の住むアパートの他の住人の表札全部に「×」を書いてきたとのこと。正真正銘のクズを見た。お巡りさん、コイツですコイツ。
▼BSでは原節子の映画をまとめて放送しているらしく何本か観る。小津安二郎や成瀬巳喜男が監督した1950年代のものが多い。ハリウッドや韓国映画ですさまじい拷問や暴力を観た後、こういった作品を観ると不思議な気分になる。ささいな仕草、視線の運び方に登場人物の細やかな気持ちが表れている。たいした事件は起きないし、見ようによってはずいぶん退屈だ。
薄味の食事を続けていると味覚が鋭敏になる。ちょっとした味の変化もそうだが素材そのものの味を感じる。それと同じで小津映画などを観続けていれば、多少は人情の機微などもわかるようになるだろうか。たくさんの映画をただ観続けていても、味つけの濃さで味覚が麻痺するようなこともあるかもしれない。ちょっと静かなものを観るのもいいかなあと思っている。
そんなこといいつつ、頭が派手にぶっ飛ぶタランティーノ監督の「ヘイトフル・エイト」を観ました。罵倒、罵倒、暴力、罵倒というような。濃いったらありゃしない。これはこれでジャンクフードの美味しさ。たまらん。他にはフランス映画「エール!」成瀬巳喜男監督「山の音」などの感想を書きました。
- 8年
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2017.04.16 Sunday
▼JUGEM(このブログのレンタル元)の管理画面の仕様が変わり、ブログを始めた日が管理画面に表示されていた。もう8年もこんなことをやっているのかと愕然。8年‥‥。小1が中2‥‥。あんなにかわいかった坊主が、盗んだバイクで走り出す年頃ではないか。万引き、恐喝、校内暴力に明け暮れる日々ではないか。情報がいちいち古いんですよ。昭和の香りがきつすぎる。
▼北朝鮮のミサイル発射失敗のニュースを見る。最近どうもきな臭い雰囲気だなあ。佐藤優さんの本などを読むと、政治のことは複雑すぎて外側からは絶対にわからないものに思える。今回のミサイル発射失敗は、本当に失敗だったのかなと思う。アメリカは2隻の空母を朝鮮半島に向かわせていたこともあったし、シリアにミサイルを撃ち込んで緊張状態が高まっていた。
そんな中で北朝鮮のミサイル発射失敗は、他国にとっては北朝鮮の技術力の不足を示すようで緊張を緩和させたようにも見える。北朝鮮の内部に戦争を始めようとするような急進派がいたとしても、技術力の不足ならば今は我慢するしかないとなる。もし、成功していたら「成功しているのになぜやらないんだ」と穏健派が糾弾されるかもしれない。閉ざされた体制の中では、過激なことをいう方が力を持ちやすい。
世の中には頭のいい人がいるし、今回わざと失敗させたとすればこれはかなり優れた行動に思える。そんなことはないのだろうけど。
▼そんで日本はポテチ不足に陥っていた。平和。
幸雄 気になりすぎる(笑) pic.twitter.com/ioIwCIewc5
— nospanolife (@nospanolife) 2017年4月15日「作業請け負います」とかではなく「貸します」という直球の言葉。そうだよなあ。本当は会社勤めの人間は、会社に自分を貸しているともいえるんだなあ。それにしても怪しいぞ。幸雄は誰なの。
▼映画の感想「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」書きました。面白い映画だと「いやあ、良かったねえ」ぐらいしか出てこない。何もいう必要がない気にさせられてしまう。ごく当たり前のことしかいえない。
- 盛り塩
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2017.04.14 Friday
▼ヤクルト×中日戦を観ていたら、ヤクルトベンチの隅に盛り塩がしてあった。ヤクルトは6連敗中ということで神頼みということらしい。サッカーでコートジボワールが呪術師を連れてきて、相手のチームに呪いをかけて勝とうとしていたがそれと同じような。もはや実力で勝つことはあきらめたか。盛り塩はしないほうがいいように思う。対戦相手のある競技でやると、相手に「今弱ってます」と告白しているように思える。精神的な弱さを感じる。
わはははは、我が中日ドラゴンズが盛り塩チームに負けるわけがない。すでに勝負あった! と思ったら、岩瀬が打たれてまさかのサヨナラ負け。効いたんじゃないの、盛り塩。中日もやったらどうか。
▼我が町散策。いまだに自分の住んでいる町で迷子になる。今日はドクターペッパーの売っている自動販売機を発見した。珍し。コーラなどに比べてあまり人気のない炭酸飲料だがコアなファンも多い。アニメ「シュタインズゲート」で主人公が愛飲していたこともあったし、細々とまだ生産されているのかな。
中学時代、先輩に「ジュース買って来い」といわれ、ドクターペッパーを買って戻った。「なんでよりによってドクターペッパーなんだよ。おまえ、グラウンド三周走ってこい」と理不尽に怒られた。ドクペを買った罪でグラウンド三周走らされたこと、まだ忘れない。もう41なんですけど。そんなドクペの思い出。
▼浅田真央さんが引退。記者会見での記者の質問が話題になっていた。「トリプルアクセルに声をかけられるとしたら、どんな声をかけたいですか?」という技を擬人化した変な質問だった。「なんでもっと簡単に飛ばせてくれないの? って感じです」という見事な返しだった。仮にうまく答えられなかったら記者は批難されただろう。なんであんな変な質問するんだポンコツ野郎ってなる。ああいった人柄の表れるような切り返しで、誰かを救うこともできるのだなあ。
涙が溢れそうなときは後ろを向いて涙を見せないようにしていたのが印象的でした。お疲れ様でした。
▼映画の感想「HUNGER ハンガー」書きました。井戸の底に閉じ込められて共食いする話ですムシャムシャ。
- シュークリーム
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2017.04.11 Tuesday
▼冬物のコートをクリーニングに出そうとしてやめる。花見にも行かず桜は散る。さみしさみし。
▼部長からシュークリームをもらう。シュークリームやエクレアが好きだけど、食べるのは二か月に一回ぐらい。部長が物をくれるなんて珍しいと思っていたら、交換条件で納期を3日縮めろと無茶をいわれる。お、おまえ、シュークリーム一つでわたしを買収しようとは。だが、よく考えてみると部長がシュークリームをくれるというのはよほどではないか。小学生から自転車をもらうぐらいの価値がありそう。部長の全財産の半分ぐらいかもしれんと思い直す。
席に戻り、部長からシュークリームをもらったと隣席のTさんに伝えるとひどく驚かれた。「わたしなんて10年近く勤めてるのにガム一つもらったことがありませんよ」などという。なんだなんだとみんな集まってきて「賞味期限が切れているはず」とか「毒が入っているに違いない」などといいだす始末。そんな珍しいのか。このシュークリームですが博物館に寄贈したほうがよろしいか。
部長がかわいそうになったので引き受けることに。
▼言葉が拙くてもうまく相手に伝わることがある。映画の感想でも「なんかよくわからんがすげえ面白かった!」と書いてあるほうが、巧みな表現や正確に分析された文章よりも惹かれることがある。拙い表現にも熱があって、それがより魅力的に映るのだろうか。バカみたいといえばバカみたいだけど。
言葉の目的は相手への伝達なのだから、どんなに表現が拙かろうが相手がそこに惹かれたのであればそれが正解なのかな。上手くてもまったく頭に入ってこない文章というのもあるわけで。そんなことを書けば、わたしは上手く書けるのにあえてうまく書いてないようだけど、当然そんなことはない。あれで全力。全力で下手。
映画の感想「アデライン、百年目の恋」「ヴィンセントが教えてくれたこと」を書きました。アデラインは歳をとらなくなったSF恋愛もの。ヴィンセントはおじいちゃんと孫との交流もの。アデラインは主演のブレイク・ライヴリーがきれいでしたねえ。すげえきれえだった!
無理しても何か駄目なような。
- バジル
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2017.04.08 Saturday
▼バジルの種を買ってきて撒く。お値段180円。なんとこれで600株分もできるという。アワワワワ。この値段で600株て。1株100円で売ってもバジル長者ではないか。育てまくればバジしべ長者になれる。誰かうちのバジルと何か交換してください。まだ芽も出てないけど。毎日、バジルソースのスパゲッティ食べ放題である。収穫は6月とのこと。楽しみ。
▼スパイスからカレーを作る。おいし。1日目は普通に作り、2日目の朝にバターチキンカレーにし、昼はカレーうどんにして食べ終えた。実につぶしが効く。どこでもやっていける感じがうらやましい。来世はカレーに生まれたいもの。
▼新年度が始まり、新しい名刺を作ってもらうとかもらわないとか。わたし、肩書きがないからなあ。いっとき「顧問」という時期があったのだけど、とても恥ずかしくて出せなかった。顧問て歳でもないし、いったい何の顧問かもわからない。結果「今、名刺をきらしておりまして」ということになった。顧問の時期は、よくトイレットペーパーを買いに行ったものである。顧問てなに。今度作る名刺にも何かうさんくさい肩書きを入れてもらいたい。ネスカフェアンバサダー、婚活アドバイザー、ネットウォッチャーあたりがいいのではないか。
▼好きな言葉と嫌いな言葉というのは、どこで出てくるのだろう。会議をしていたときに「バズる」という言葉を使う人がいた。SNSなどで多く引用されて話題になることを指しますが、自分では使う気になれない。使われたときはハニワのような顔をしていた。
表情は無に近い。わざわざハニワ画像を探しに行ってしまった。「アジェンダ」「スキーム」「シナジー」などの横文字も極力使わないようにしている。新しい言葉を拒絶していたら、言葉は増えていかないわけだからそれはよくない。快不快を分ける基準はなんなのだろう。その言葉を使わなくても他の言葉で表現できる場合かな。それとも何か軽さがあるのだろうか。
話はまったく変わるけど、学生時代に英語のプリントが入ったトレーナーを着ていた。胸に大きくROUGEと入っていた。そしたら、オーストラリア人の先生に「そんな言葉はないけど、それどういう意味?」と訊かれた。英語圏の人間に「そんな言葉はない」といわれたら慌てる。恥ずかしい話だけど意味などわかって着ていない。
真顔で「I don't konw」と答えたら爆笑された。大袈裟ではなく辺りに響き渡るような爆笑だったのだ。恥ずかしさで背が縮みそうであった。帰って普段よく使う辞書を引いたら載っていなかった。分厚い辞書のほうには「ならず者」と載っていた。スラングのようなのだ。言葉自体はあったから良かったものの、しかし、胸にでかでかと「ならず者」というのを着ているやつがいたらどうなのか。バカである。かなり危険な物件だし近寄りたくない。
人はこうして成長する。
▼映画の感想「尚衣院ーサンイウォンー」「タイム・トゥ・ラン」を書きました。尚衣院とは韓国王室の衣服を手掛けた部署のこと。面白い時代劇でした。「タイム・トゥ・ラン」はサスペンス。デ・ニーロが出ています。
- 慣習
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2017.04.05 Wednesday
▼NHKの朝のニュースを観ているとよくわからないことがいくつかある。必ず生中継の取材場面を入れるが、録画でもなんの問題もないように思える。取材される側はわざわざ朝早くから出て来なければならず、面倒くさい気がするのだけど。ニュースは生に限るという現場の信仰があるのだろうか。
それと、レポーターは必ず「おはようございます」と挨拶をする。番組が始まるときは、そりゃ挨拶はするべきだろうけど、番組内のコーナーや生中継の相手(本番が始まる前にレポーターとはお互い挨拶はしているはずなのに)にも、必ず儀式としての挨拶が入る。あれが不思議。視聴者から「挨拶がない」と怒られるのを恐れているのかな。それとも、朝は必ず挨拶をするものだということを訴えようと、あえてやっているのかな。何度も何度も無駄なような。
これはNHKだけの話ではなくて、慣習のおかしさは中にいると案外わからない。先日、新入社員と話していたとき、業務の無駄を指摘された。指摘されるまでそのおかしさに気づかなかった。おかげで手順を一つ省略できた。中にいると問題が見えないこともあるし、人間関係によっては指摘してもらえないこともある。親しければ指摘せず「まあいいか」となることもあり、嫌われていても指摘してもらえないことがあるだろう。本当はそんなことではいけないのだけど。やはり新しい血が必要なのだ。
▼2048(パズルゲーム)
先日から、ヒマなときにチョコチョコやっていた2048である。ついに2048を作ることに成功した。フハハハハ! わたしには今、数字神さまの声が聞こえる! どちらにブロックを動かせばよいか数字神さまに示していただけるのです!
やばめの精神状態。
コツはやはり3列を作らないこと、四隅の角に大きい数字を集めること、早めに大きな数を統合していくことでしょうか。あと、3列ができそうなときは、数字神さまに祈って変な所に数字が降ってこないように祈りを捧げるのです。コツなんて本当はないんだ。すべては信仰心なのだ! 生贄を捧げるのも効果的です。
で、具体的には下の状況ですね。このときには「↑」か「↓」に操作するしかないのですが、ブロックを上下どちらかに移動させた隙間に新しいブロックが出現すると死にます。そもそも、この状況にならないようにするのが重要なのだけど。数字神さまに祈りましょう。
楽しいですが中毒性が高めで困る。
▼映画の感想「デビルズ・ノット」「ランニングマン」を書きました。両方ともサスペンスです。「デビルズ・ノット」は実際に起きた冤罪事件が基になっています。「ランニングマン」は若き日のダスティン・ホフマンがえらい怖い拷問をされる。