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ホットサンド

▼ホットサンドメーカーを買う。わたしのように南青山のアパレルメーカー勤めのおしゃれなOLは、朝はホットサンドとカフェオレできまり!という気持ち悪い書き出しで始まったものの、ホットサンドメーカーを買ったことだけは本当だ。世の中に真実は少ない。

 

品薄なのか届くまでに3,4日かかった。下村企販のブラックホットサンドメーカー(2050円、送料込み)を買ったのですが、これで作ったホットサンドがねえ、まあその、なんというか、そんなでもないなあという。期待値が高かったですからね。あれほどレビューで皆様が絶賛絶賛の嵐なものだから、相当うまいんじゃないかと思った。どこか作り方が間違っているのではないか。わたしが南青山勤めのOLでないことが影響しているのかもしれない。パンストをはいて調理すれば何か変わるのではないか。かぶってみるのもありなのではないか。原因をしっかりと分析したい。わたしたちは常にストア派の哲学者のように冷静でなければならない。

 

最初に作ったのはハム・とろけるスライスチーズ・キャベツのサンドだった。これがまあ驚くほど普通。素材が普通ですからね、これはどうやってもこれ以上美味しくならないんじゃないのかなあ。55点ぐらいですよ。素材をそのまま食べても同じ味だろうし、サンドする意味が感じられなかった。

 

で、ちょっと方向を変えましてクロックムッシュというのを作ってみる。これはちょっとだけ美味しい。65点ぐらいまで来た気がする。ちょっとだけ南青山に近づいた。今は武蔵小杉ぐらいにいるので、何回か乗り換えればいつかはたどり着くのではないか。先は長い。

 

 

まず、卵を溶いてそこにマヨネーズ(大さじ1ぐらい)を混ぜ、胡椒適量を加える。8枚切りのパンをひたします。ホットサンドメーカーにバターかサラダ油を塗る。ホットサンドメーカーにパンを載せて、上にハム・チーズ・ハムと載せ、最後にまたパンで挟む。卵液が余っていたら流し込む。片面1分45秒、ひっくり返して弱火で焼く。焼けたかどうだか、開けてたしかめる瞬間が楽しいですね。

 

中身に空白ができていたのでキャベツの千切りを上下に挟めばもっと美味しくなるかもしれない。あと、塩も入れてない。まだ改善の余地はある。というか、シャウエッセンとか美味しいウィンナーを挟んで普通に焼いたら、それだけで十分美味しいのかなあ。美味しいホットサンドに到達するまでにはまだかかる。日暮れて道遠し。

 

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author:しゅん, category:日常, 20:11
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カレー

▼「大人の隠れ家」という言葉がある。大人の隠れ家的バーとかレストランとか。しかし、まともな大人は隠れ家なんて使わなさそうなものだけど。そもそも隠れ家って、子供が遊びで使うものではないか。それかスパイか忍者か。いづれにしろ、まともな大人は使わなそう。

 

そんなことを思いながら、今日は大人の隠れ家的会社で打ち合わせ。隠れ家なので人も少ない、仕事もあまりない。これはつぶれるのではないかしら。隠れている場合じゃない気がする。だって会社だもの。

 

 

 

▼打ち合わせ終了後、雑談。どこのカレーが美味しかったかという他愛もない話。営業のKさんは帝国ホテルのカレーをあげ、卑屈くんは小説家織田作之助も好んだ大阪自由軒のカレー、ココイチのカレーでトッピングにこだわる人もいれば、隣席のTさんは新宿中村屋のチキンカレー、わたしはシディークの甘いバターチキンカレーが好きだった。みな、いろいろである。

 

そんななか、女子大生バイトのアタシちゃんはちょっと恥ずかしそうに微笑んでいった。「部活でヘトヘトに疲れて帰ったときの、お母さんが作ってくれたジャガイモたくさんのカレー」

 

そういうのありー?思い出をトッピングしてくるやつありー?今、お店とかの話だったのに。なんだか、帝国ホテルとか中村屋とかいってたのがものすごく薄っぺらい感じになる。みなちょっと気まずそうな様子だった。これですよ、調子に乗った大人どもをへこますのは。わたしもどこかでこの技を使おうと思います。食べログの点数が良い店に行っただけで食通ぶるやつらに地獄をみせてやりたい。あれは店の点数が高いだけで、おまえの点数じゃないからな。そこ勘違いしないように。食通ぶった方に、なにか恨みでも?

 

 

 

▼誘拐の掟

リーアム・ニーソン主演映画。観たけれど、今一つ感想を書く気になれなかった。キャッチコピーの「殺したら、殺す」がですね、実に小学生っぽい味を出していて良いですね。バカっていったやつがバカみたいな。そこだけが気になった。

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author:しゅん, category:日常, 21:01
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マーブルチョコ観測所

マーブルチョコ観測所

ブログを読んで驚くということはもうそんなにないと思います。でもたまに変わったのがありますね。「マーブルチョコ観測所」というブログは、毎日購入したマーブルチョコの個数、色ごとの数を淡々と記録している。だれがいったいなんのために。ブログそのものより、なぜこんなことをやろうと思ったかが興味深い。この人に興味がわく。静かな狂気を感じる。

 

全記録に目を通したのですが、入っているチョコの個数は日によって異なる。だいたい36個、運が悪いと35個の日も。色は、赤、茶、ピンク、緑、オレンジ、黄、青の全7色。今のところ必ず全色入っている。どんなに少ない色でも2個は入っている。そういう決まりなのかな。

 

どうせなら数を35個にすれば全7色なので、1色につき5個ずつすっきりと入る。なのにそうはしてない。あえてランダムにして楽しめるようになっているのだろうか。仮にランダムになっていたとして、本当にそれで楽しんでいる人がいるのだろうか。謎は深まるばかり。出ました、適当な終わり方。

 

 

 

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author:しゅん, category:日常, 22:12
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筋肉と無口

▼散歩。朱色の曼珠沙華が咲いていた。こんなに鮮やかでも毒がある。毒がある植物を見ているとなにかドキドキする。危険ならばそれを忌避するのが本当のはずなのに、なぜかちょっと心惹かれることすらある。これはあれか、不良少年に惹かれる少女の心境なのだろうか。全然違う気がします。

 


▼仕事を請けている会社へ。手が足りないので一人、アルバイトをつけてもらうことに。会議室で待っていると二十歳ぐらいの男二人が入ってきた。彼らのうちどちらかに手伝ってもらうことになる。二人は友人同士のようだった。一人は、半袖から見える腕が筋肉ムキムキでよくしゃべる。もう一人は無口で背が高い。

 

わたしもバイトだと思ったのか、筋肉君のほうが「ここのバイト、前にもやったんですけどチョロいから余裕っすよ」と声を掛けてくれる。「そうなんですか」と乗ってしまう。会社の担当者が来るまで二人が話すのを聞いていた。

 

筋肉君のほうは見た目通り筋肉をつけるのが趣味のようだった。いかに良質の筋肉をつけるかという筋肉談義に花を咲かせていた。唐揚げやトンカツも衣を外して食べるという。無口君が「外した衣どうすんの?」と訊くと「うん。妹にやる」と答えていた。残飯処理係と化したかわいそうな妹よ。

 

さらにゆで卵も黄身はコレステロールが高いので、白身だけを食べて黄身は妹にやるという徹底ぶりだった。話を聞いていると妹がブクブク太りそうな気がするんだけども。筋肉君は「あいつは豚だから大丈夫。『衣うまいブー』っていってるから」という。ひどい兄であるよ。

 

無口君のほうは、妹を豚であるという筋肉君をたしなめるかと思いきや「あ、そうなんだ」と気にしない。流すというのもちょっと怖い。うーん、この二人、どちらを選ぶべきか迷う。

 

無口君はカバンからチョコを取り出して一つを口に放り込んだ。筋肉君に「食べる?」と訊くと、筋肉君は「あざーす」と喜んでチョコをもらっていた。おまえ、卵の黄身を妹にやるぐらいストイックなのにチョコは食べるのか。ところが筋肉君はチョコの包みをなかなか開けない。これはひょっとしてチョコを持って帰って妹にやるという、妹想いの筋肉なのか。あれ、実はいい筋肉なのかなと思ったら、筋肉君は「俺、左側の歯が痛いんだよね。右だけで食べよ」と顔を傾けてチョコを食べだした。結局、食うんかいという。いい筋肉ではなくて、歯が痛い筋肉なのだった。

 

さてどちらに仕事を手伝ってもらうのがいいのか。いっそ「衣うまいブー」という豚みたいな妹かな。兄が捨てる衣を引き受けるあたり、一番性格が良さそう。どうでもいい話を長々と書いた。

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author:しゅん, category:日常, 11:45
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ペルソナ3FES

▼ペルソナ3FES

もう「ペルソナ5」が発売されようという時期に「ペルソナ3FES」をやり出した。しかし、買って封も開けてないゲームというのがまだけっこうある。今やる。発売から10年経った今やる。すぐにやりなさいよという話ですけど。

 

 

子供の頃、「デジタル・デビル物語 女神転生」をプレイしていた。まさかこの歳になっても、同じシリーズをプレイしていようとは。このシリーズには悪魔が登場しますが、悪魔よりも恐ろしい話であるよ。こわいこわいこわい!

 

初期作品は、悪魔合体という斬新なシステムを取り入れたオーソドックスな迷宮探索ものだった。プレイしていると、迷宮のマップを暗記してしまい、地図を確認しなくてもスイスイ歩けるようになる。あの感覚が楽しかった。あと、ノートに手書きで地図を作ったり。

 

で、ペルソナ3は高校生が主人公で、学園生活で仲間たちとの絆を深めながら、夜は悪魔退治にいそしむというお話。うーむ、純粋に悪魔を勧誘して合体して悪魔を倒すゲームではないのですね。本当によくできていて感心する。面倒くさくもあるけど。カレンダーのようなものがあって、中間や期末テストに向けて勉強をし、部活を二つ掛け持ち、生徒会に入るわ、デートはするわ、友達の約束も多いわ、深夜からは学力を上げるために勉強の日々、気分転換に悪魔退治もする。高校生って、お忙しいのね!そこらへんの会社員の5倍は忙しい。週に2回は忙しすぎて体調を崩し、過労死寸前の主人公である。わたしの暇すぎて死にそうな高校時代とは大違い。ああ、まぶしい‥‥、まぶしすぎて目に悪いわ。

 

適当にプレイするのではなく、カレンダーで予定を立てねばならない。来週からテストだから悪魔退治はやめておいて、昼は図書室で夜は家で勉強で‥‥って、なぜにこんな地味な作業をゲームで。そういうのは現実だけでよいのではないか。などと思いつつも楽しい。このチマチマ感は嫌いではない。

 

でも、ちょっと悪魔合体が物足りない気も。スキル継承もしづらいし、思わぬ強い悪魔が突然できてって感じもないんですね。ステージは新しいところをどんどん進んで行くのではなく、同じ場所を舞台にして時間が経過していく。同じ人に何度も話しかけることになるが、だんだんと関係が深まっていって話が進展するのは面白い。詐欺師だと思っていた人間が意外といい人だったりとか。さまざまな人間関係を深めることで使役できる悪魔(この作品だとペルソナですが)が強くなるという仕組みもよかった。さて、またテスト勉強に戻らねば。忙しい忙しい。

 

 

 

▼なぜ競馬学校には「茶道教室」があるのか。(原佐千江 著)

 

 

「なぜ○○は××なのか」というタイトルの本が多い。ビジネス新書に多いですけども。この本は競馬学校でなぜかお茶を教えることになった先生が出された本。役に立つとか、ものすごく面白いとか、そういった本ではないんですね。まるで著者の日記を読んでいるような感じ。競馬学校での生徒との交流が書かれているものの、競馬の話はまったくといっていいほど出てこないのも面白い。競馬学校という騎手になるための厳しい世界。そんな場所で、まったく違う価値観を持つ先生の授業を受けるということは、思春期の生徒にとってとてもためになることだと思います。

 

武豊をはじめ柴田善臣、田中勝春、横山典弘など競馬ファンなら知っている騎手の名も出るには出ますが、一つ一つのエピソードもそんなに濃いわけでもない。でも、とても読みやすい。小説や評伝というのは、架空だったり他人のことなので離れた位置から書ける。でも、この本は自分のことを書いている。そうするとどうしても著者の性格がしみだしてくる。それは取り繕いようがない。裏切られたり傷つけられたりすると、自分を守るためにどうしても心を閉ざしがちになるものの、この人は常に心が開いているように思える。

 

優しい人柄で、自分の教え子たちのことを本当に心配している。人の喜びを自分の喜びとし、人の悲しみを自分の悲しみとするような。著者の人柄の美しさが読んでいて心地良いのかもしれない。こういう人に憧れます。

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author:しゅん, category:日常, 15:07
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▼雨。しばらく本を読んでなかったので連休は読書。昔、学校の先生に「本を一日二冊ぐらい読んでないと使い物にならないぞ」といわれたことがある。その言葉が今でも心の片隅に引っかかっていて、本を読んでない日が続くと心細く思う。一日二冊読めるような本て、そう難しい本ではないというのはある。でも、本の難しさはさておき、やはりある程度の数は読んでおいたほうがいいのだろう。

 

言葉には力がある。先生の言葉を重石(おもし)のようにとらえていれば言葉が呪いになり、前向きに「もっと物を知ることができる」ととらえれば祝福になるのだろうか。「呪」と「祝」の字が似ているというのは偶然ではなくて、本来同じものを解釈で変えられることを示しているようにも思える。古代中国を描いた宮城谷昌光の本でも、吉凶を読みとく占い師が解釈によって凶を吉に転ずる場面がある。

 

それはそれとして、一日二冊読んできたわけではないけど、まったく使い物にならないままきてしまった。大丈夫でしょうか。大丈夫でしょうか。大丈夫でしょうか。誰か、大丈夫といってほしい。お小遣いあげるから。

 

 

▼雨。買い物へ。エレベーターに乗ると、たまに会う小学校低学年ぐらいの女の子がいた。「これ、新しい浴衣(ゆかた)なの」と両手を広げてみせてくる。きれいな空色のカッパだった。カッパと浴衣を間違えたまま「新しい浴衣、おばあちゃんが買ってくれた」などと嬉しそうにいっていた。

 

降りるとき恥ずかしそうに「あ、浴衣のことカッパだと思って、ずっとカッパっていってたー」といいながら降りていった。

 

最後まで逆だけど大丈夫か。

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author:しゅん, category:日常, 17:50
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気まぐれコーヒー

▼米ナスとベーコンをオリーブオイルで炒めて、塩・コショウ・バジル・ニンニクで味付けしたものばかり食べている。おいしいなあ、米ナスとベーコンをオリーブオイルで炒めて、塩・コショウ・バジル・ニンニクで味付けしたものは。長い。米ナス・ベーコン炒めにしとくか。

 

名前とは人に伝える必要がなければ、なくてもよかったのだな。わりとどうでもいいことに気づく秋。肌寒し。

 

 

▼「映画の感想」というブログもやっているが先日見たらデザインが崩れていた。サイドメニューがずっと下の方に移動してしまった。こちらではどこもいじってないので、運営のほうでソースをいじったのだと思う。でも、崩れたままというのも気になる。「これは、こういうサイトなのである」と自分を説得しようとしたがやっぱり直したい。

 

せっかくだから新しいテンプレートを選んで新デザインにした。今日、ためしに旧デザインに戻したら正常に表示された。ほらー、やっぱりソースいじってんじゃんかあ、ほらー。そんなものである。でもせっかくなので、しばらくは新デザインでいく。そもそも一日に二人ぐらいしか来ないから、新も旧も関係ないといえばそうなんだけど。

 

 

▼家電を作っていた人と、WEBサービスの人を比べるとやはり家電のエンジニアのほうに厳密さを感じる。家電は販売してしまえば終わりで、発売後に不具合があるとわかったら莫大な費用を負担してリコールするしかない。取り返しがつかない。WEBサービスはすぐに手直しができる。WEBは仕事の速度が重要で、バグが出たら直せばいいと思っているところがある。

 

これは、WEBのエンジニアがいいかげんというわけではなく、常にサービスを拡充していかなければならないというWEBの性質上、仕方のない部分もある。常にサービスを拡充するということは、常に新しいバグを生み出し続けることでもあるので。なにか、擁護するようなことを書いてしまった。誰に気を遣っているのか。

 

Eさんという人は家電製品を作っていたエンジニアである。彼はとても仕事が厳密で性格も気難しい。それだけでなく変人である。だが、エンジニアというのは変人のほうがいい仕事をする。変人でも能力が高いから周囲に許されてきたのだろう。仮に変な部分を直すと、彼らの長所までなくしかねないように思うのだ。

 

Eさんとコーヒーを飲みに出かけたとき「店主が淹れる気まぐれコーヒー」という貼り紙のあるコーヒー店を見つけた。貼り紙を見つけるなりEさんの機嫌が悪くなった。まず「気まぐれ」が何を指すか厳密でないのが気に入らないという。店主お薦めのコーヒーが毎日気まぐれに選ばれるという意味なのか、出てくる商品は同じだが店主の淹れ方によって毎回味が違ってしまうことをいうのか。たしかに二つの意味がある。後者の場合「店をつぶす」と怒っている。おまえになんの権限が。

 

Eさんは言語の厳密さについて気にしている。どちらの意味にでもとれるということは許されない。プログラムのすばらしいところは解釈が一意であるといっている。人が話す言葉は意味がいかようにもとれるから、嫌いなのだ。こういう理由で人間嫌いになっている人もいる。珍しいとは思うけど。

 

Eさんは、店に入って「気まぐれコーヒー」とはどういう意味か確認する、といいだした。面倒くさい人だよ。わたしにも「今、面倒くさいと思っただろ?思っただろ?」と詰め寄ってくる。たしかに面倒くさい、そういうところが。

 

で、店に入って「気まぐれコーヒー」の意味を訊いた。貼り紙は、この店の前の店主が書いたもので、その人はもう亡くなっているということだった。でも、今の店主はその人にずいぶん世話になっていて、その人が書いた手書きの貼り紙をはがすのもさびしいので、そのまま貼ってあるという。今は気まぐれコーヒーというメニューもない。

 

Eさんは満足したようだ。「はっはっは。ほら、現実というのは我々の想像を易々と超えてくる。こういうことだよ」

 

「こういうことだよ」じゃないわ。さっきまで「こんないいかげんな店はつぶす」と怒っていたくせに。変人と仕事をしている。

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author:しゅん, category:日常, 20:40
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やめる

▼Magic Duelsというカードゲームを熱心にやり続けていたけどやめた。際限なくやってしまうからです。このゲームが子供の頃にあったら危険だった。中学生の頃は、ゲームをやり続けてコントローラーを握ったまま寝てしまい、朝目が覚めてその続きをプレイしたこともあった。

 

そこへいくと、大人というのは自主的にゲームをやめることができるから偉い。たった300時間で気づくことができるから偉い。300時間て。アホか。プレイ時間みたときゾッとしたわ。何も進歩していない。もう、わたしはMagic Duelsは金輪際やらない。代わりにペルソナ3フェスをやろうと思います。どこかいい病院はないものか。

 

 

 

▼25年ぶりに広島カープが優勝。広島というと、名選手が多いけどケガで苦しむ選手(前田、江藤、野村とか)が多い印象だった。今年は戦力が揃ったなあ。圧倒的な強さだった。わたしの応援する中日は、阪神との熾烈なビリ争いをしている。悲し。来年は成長著しい杉山、小笠原などの若手に期待したいところ。

 

近所のスーパーではさっそく「広島カープ優勝おめでとうセール」を始めた。ここが関東だろうがなんだろうが関係ない。「カープの赤で、マグロの赤身が安い!」と宣伝していた。去年の今頃、このスーパーは「ヤクルト優勝おめでとうセール」をやっていた。この魂の売り渡しかたは、いっそすがすがしい。参考になる。世は便乗なのだ。

 

一緒に仕事を請けているN氏はスポーツにはいっさい興味がない。当然、野球も観ない。いい大人がボールを投げて打ってどういうつもりだ、といっている。だいたいのスポーツは、いい大人がわけのわからぬことに必死になっている。でも、遊びっていうのは本来そういうものじゃないかしら。犬がフリスビーに夢中になったり、カラスが線路に置き石をして石が電車に飛ばされるのを見たり、頭がいい動物ほど遊び好きなものだ。知性が高度になればなるほど遊びは複雑化していく。だとすると、わけのわからぬみょうな遊びに熱中するというのは知性のあり方として喜ばしいのではないか。

 

遊びとか芸術は役に立たないといわれるけども、心の無聊を慰めたり、感動させたりするのはやはり重要に思える。人生の無常さや退屈さへの抵抗で、遊びや芸術が発達したとすれば、これらは人の最終的な目標になりうるのではないか。いくとこまでいくと脳に電気刺激を与えて、感動したり気持ちよくなったりすることが流行るのかもしれない。椅子にだらしなく座って、口からよだれを垂れ流しながら「あへあへ」いっているのが人として正しいのか、いくらすばらしい体験をしているとしてもあんまりみっともないんじゃないのか。これを受け入れるかどうかねえ、ちょっと悩んでいるんですよ。でも楽しいんだろうなあ。だけど、それは人としてあんまり‥‥、いやでもなあ‥‥。なんの話でしたっけ。

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author:しゅん, category:日常, 12:00
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西洋洗濯

▼会長が所属する句会の年間予定表を作る。作業自体は5分で済んだ。昔話を拝聴。俳句を詠む老人というと優雅で穏やかなのかと思いきや、とんでもない。総じてみな短気。どうしようもない物件ばかりである。事故物件しかない。楽し。

 

句会のメンバーである山さんと呼ばれる80歳ぐらいのおじいさんはクリーニング屋に勤めていた。クリーニングは昔、「西洋洗濯」と呼ばれていたというのを立川談志の本で読んだ。山さんの働いていた時代も西洋洗濯といったのだろうか。たずねたところ「なにそれ?」といわれる。これは談志が間違っているのか、山さんがおかしいのか。どちらもおかしい説もあります。

 

山さんは若い頃、クリーニング屋で修行していた。山さんにはマチコ(仮名)という同棲相手がおり、いつか二人でクリーニング屋を開くため、開業資金を貯めていた。ある晩、家に帰ったらマチコさんがいない。買い物にでも出ているのだろうと思っていたがいくら待っても帰ってこない。嫌な予感がした山さんは、屋根裏に隠してある開業資金を入れた箱を取り出してみると、箱の中身がない。現在の金額で一千万ぐらいという。マチコさんが持ち逃げしたのだ。

 

怒り狂った山さんは包丁を持って朝まで探し回ったものの、ついにマチコさんは見つからなかったという。包丁を持ってって、怖すぎるわ。それ以来、山さんは美人をいっさい信用しなくなったのだという。マチコさんは近所でも評判のたいそうきれいな人だったらしい。山さんはやがて気立てのよい奥さんと結婚し、子供が生まれる。子供には毎日、「美人のお腹の中には(寄生虫の)サナダムシがいるぞ。虫が栄養をとっちまう。だからあいつらは痩せてるんだ。腹の中にはウネウネした虫がいるんだ。近づくなよ」と教え込んだという。なにその斬新な英才教育。トラウマになりそう。

 

山さんの歪んだ教育が効いたのか、お子さんもお孫さんも、気立てのよい人と結婚できたのだという。めでたしめでたし‥‥、なのか?

 

という話を喫茶店で聞いた。隣のテーブルを拭いていたきれいな店員に、山さんは「お姉さん、大学生?そうなのお?アルバイト?」などと親しげに話しかけていた。「ちょうどマチコがあんな感じだったんだよ。それにしても、ありゃあ、いい女だったなあ」などといっている。こりてない。あと2,3回はだまされそうである。美人のお腹にはサナダムシがいるという話をしてあげたほうがいいかもしれない。

 

 

 

▼Magic Duels

やってもやっても勝てない時期に突入。なぜかしら。なぜでしょう。ユーザー同士の対戦に勝つと上がるランキングがある。最高が40で最低が0。ほいほい勝ち続けて37まで行ったものの、そこから転落して今や20ぐらいである。いろんなデッキを使うからいけないのかな。

 

緑白青の三色デッキをやめて、前に使っていた緑白の二色デッキを使ってみると不思議と勝てる。なぜ弱いデッキのほうが勝てるのかしら。何が正解かわからない。カードゲームというのはデッキに傾向があって、それぞれに勝ちパターンがある。相手の手札をなくしたり、早いターンで大量にクリーチャーを展開したり、魔法で相手を押し戻したり除去したりなどなど。もっとも多いタイプのデッキに対抗した形で自分のデッキを作るのがいいと思っていたのだけど、そうではないのかもしれない。

 

自分の所持カードをみて、勝ちパターンを探すほうがいいのかな。迷う。迷うのが楽しい。わざわざ迷いたくてゲームをやっているのだろう。

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author:しゅん, category:日常, 20:38
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名作

▼「AKIRA」という名作アニメがある。「攻殻機動隊」や「マトリックス」に大きな影響を与えたというのは有名な話で、もうそこかしこで書かれておりますね。公開当時に「AKIRA」を観てなくて、たしか一昨年ぐらいにようやく観たんですね。そしたら、正直なところよくわからなかった。そんなに騒がれるような作品なのかとずっと引っかかっていました。

 

たとえ「AKIRA」は観てなかったとしても、その影響を受けた作品を何本も観てきたから衝撃がなかったのだろうか。当時の基準で革新的であっても、今の基準ではかるとそうでもないというのは当たり前かもしれない。だけど「AKIRA」があったおかげで、以降の作品に大きな影響を与えたとすると、やはりこれは名作ということになるのだろう。こうした関連はやはり無視できない。

 

映画の感想には二種類あると思っていて、一つは歴史・豆知識などで書くようなやり方。もう一つは作品が自分の心にどう影響を及ぼしたか書くやり方。前者は評論家がやるものだと思っていたし、ウィキペディアにも載っていることが多いのでそんなに重要に思っていなかった。でもやはり、なぜ今そのものがその形をしているか、ということは重要なことなのだろう。歴史の重要さというのはこういったところにもある。

 

とりとめがないことを書いておりますね。

 

 

 

▼何かためになる話でもないかと思ったのだけど。今、読んでいる本にスターバックスの話がでてきた。スターバックスの従業員の間では「グリーンエプロンブックカード」というものがやりとりされている。これはスターバックスの5つの行動指針が示してある。

 

・Involved(参加する)

・Considerate(思いやりを持つ)

・Knowledgeable(豊富な知識を持つ)

・Welcoming(歓迎する)

・Genuine(心を込めて)

 

スタッフが「あの人はお客の対応がとてもよい」と思ったらメッセージを書いて「Welcoming」のカードを渡す。人は褒められると嬉しいものだから、自主的に褒められる行動を取るよう心掛ける。それがサービス向上に繋がり業績に繋がっていく。上司から「サービスをよくしろ」といわれても反発するだけかもしれないが、褒められて自主的にやれば反発もない。実に優れた仕組みですね。

 

友人が年末にスターバックスで勉強をしていたら店員が来て「よかったら一緒に写真を撮りませんか」といわれたという。店員たちと一緒に写真を撮って、その場でくれたそうである。あまりにフレンドリーなので驚いたらしい。友人とわたしは心が歪んでいるので「早く帰れっていうことだ」とか「年末に一人でスタバって、写真撮ってみんなで笑い者にしようぜ!といわれているに違いない」などといっていた。間違っておりました。申し訳ない。わたしは鬼に育てられたからな。すべてはそのせいである。

 

彼らはスタバの行動指針に従って行動しただけなのだろう。日本のスタバでこの取り組みをやっているかはわかりませんがいい試みですね。人からいわれるより自主的にやるほど強いものはない。

 

 

 

▼Magic Duels

そして自主的にマジック・デュエルズをやり続けるのだった。

 

 

ついにランク30に達した。それというのもプレインズウォーカー、タミヨウを引いたせいでしょう。フヒヒヒ。

 

 

まあスキルにハズレがなくてお強い。ヒーローっぽい顔をしてないのもよい。がんこな図書委員という感じがすてき。唯一問題なのは、召喚のために緑白青の三色デッキにしなければならないことでしょうか。今のところ事故ってはないのだけど三色は不安だ。だが、もっと不安なのはこのゲームをやり続けていることである。時間がいくらあっても足りん。誰かとめてほしい。中毒です。

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author:しゅん, category:日常, 00:13
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