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- 終わる
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2015.01.31 Saturday▼長年読んでいたブログが消滅してしまった。終わりというのは唐突に来ますね。前日まで更新されていたのに、次の日にはブログは削除されて過去ログも読めなくなってしまった。終わるという予告も気配もなかったのだけど。
リアルでの関係はまったくないから、突然消滅してしまうことは、小さな死のようなものである。潔いのだけど少し寂しくもある。
▼終わるといえば、14年間続いていたドラマ「TRICK」が完結した。今観ているドラマ「ウォーキング・デッド」も近々終わるのではないかと思う。シーズン5は、やや展開が早くて乱暴というか、作り手側のマンネリが感じられる。飽きちゃったのかなー。
評判が良いから長くなるのだけれど、長くなったらなったで、脂がのっている時期と惰性で飛んでいる時期が出てくる。どこで幕を引くかが難しい。時流に乗ってうまくいく時期もあるのだけど、やがてマンネリ化するのは避けられない。
ドラマは監督や脚本家という個人の才能に拠るところが大きいから、その個人がマンネリ化したときに作品ももろに影響を受ける。大企業がしばしばトップを社内ではなく社外から連れてくるのは、マンネリ化を防ぐ新しい血を求めているからなのだろう。新陳代謝を活性化することで生き延びていくという。
新しく引き抜いてきたトップがこけても、長期的にはそれでかまわないのだと思う。短期的な失敗よりも、新しい手法を取り込むことが結果として組織を生き延びさせることになる。集団は絶えず個人を入れ替え続ければよいが、個人が古くなるのを防ぐにはどうすればよいのだろう。
もうわたしの頭はだいぶ古くなっている。本を読んだり話を聞いたりすれば効果はあるだろうが、根本的な解決法はないのだろう。個体では進化のスピードに耐えることはできない。作品や組織を一度解体して新しい状況に対応するように、次の世代に託すしかない。だからわたしたちは死ぬのだろう。
こわー! 死ぬとか言い出した、この人。怖いのでチョコパイ食べて寝よ。はよ寝よ。
▼じゃあ、心温まる話を。友人Fがまた整形するらしい。脱毛したり、二重にしたり、大忙しである。美魔女なのかな? 38歳のゴリゴリのおっさんである。不思議。
友人Fのためらいのなさがすばらしい。あのあくなきチャレンジ精神はどこからくるのか。つい、お金のこととか体にメスを入れる恐怖とか考えてしまうが、Fはどんどん行くのである。ためらいなくローンを組み、手術する。そして友人に金を借りて風俗へ行く。無茶な人生を送っている。
わたしなど、飼われているハムスターよりドラマのない人生を送ってますから、感心してしまう。行け行け、友人F。
▼ちょっと前のNHK「クローズアップ現代」でカンパニー型の詐欺という特集をやっていた。やり口が鮮やかで、ちょっと感心してしまったほどである。誇張でもなんでもなく、わたしは騙されると思う。
不動産仲介会社を作り、売買手数料を狙った詐欺をはたらく。この会社というのが見せかけではなくて本当に機能している。というのも、会社の上層部以外は詐欺というのを知らず、従業員たちはまっとうな会社だと思って働いている。
まず営業社員が土地を持っていそうな人のところに行き、価値がほとんどない土地の売却を勧める。地主は自分の土地の価値を知っているから、そうやすやすと売れないのもわかっている。だけど「中国人の富裕層向け」と説明するのが巧妙なんですね。実際に中国人富裕層の日本への不動産投資は盛んですし。
そこで事務手続きの手数料として三十数万円を受け取って、土地の情報を販売サイトに載せる。土地なんてそう簡単に売れるものではないから、売れなくても仕方はない。詐欺だと怒って弁護士に依頼すれば、やはり三十万はかかってしまう。この金額設定が実にうまいところを突いている。そもそも詐欺かどうかを見抜けるかが難しい。
この会社に売却を依頼する前に、売主の一人が何の連絡もせずに会社を訪れたところ、きちんと営業していたという。これはもうまっとうな会社だと思っても仕方はない。末端の従業員は詐欺だと知らずに働いているのだから、ボロも出ないだろうし。敵ながらあっぱれというか。わたしも気をつけねばならない。売れる土地がない。
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- 捻じ曲げる
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2015.01.29 Thursday▼お世話になっている会社へ。部長と合流して打ち合わせに向かう。ガードレールのない道を歩いていたところ、後ろから来た猛スピードの車に部長が引っ掛けられそうになる。もう少しで事故になるところだった。そのときに部長が話していたのは「生協のパン、めちゃくちゃまずい」である。
もし部長が亡くなって、ご家族に部長の最期の言葉を聞かれたら「『生協のパン‥‥、めちゃ‥くちゃ‥‥まずい‥‥』でした」と伝えねばならぬところだった。惜しかった。言ってみたかったのに。というような話を卑屈くんにした。
卑屈くんというのは部長の部下である。彼は知人のフェイスブックを確認して、その生活が充実しているのを見て妬むという趣味を持つ。口癖は「どうせ僕なんか‥‥」でお馴染みの卑屈くんである。お馴染みかどうか知らんけど。
そんな卑屈くんは、わたしの話をどう省略したのか、面白おかしく部長に報告したらしい。給湯室にいたわたしのところにツカツカと部長が寄ってくると、にやりと笑いながら「おまえ、俺のこと『死ねばよかったのに』って言ったらしいな」と言う。なぜそうなりますか。全然違うでしょうよ。
部長の最期の言葉が「生協のパン、めちゃくちゃまずい」だったら、ちょっと面白いかもというだけなのに。なぜそう事実を捻じ曲げて伝えてしまうのだろう。部長につきましては、末永くお幸せにとしか思っていない。わたくし、どこまでも部長様についていきます。
毅然と弁明し誤解を解かねばと思いましたが、部長が「もう、おまえ仕事やらねえぞ」などとパワハラじみたことを言う。だから「死ねばよかったのに」も、あんまり遠くない場所にあるなと思えたので、間違いではないかもしれない。結果として、そんなにずれてなかったという。それはそれとして、卑屈くんには近々制裁を加える。
昼は生協のパンを食べた。部長の遺言通り、たしかにまずかった。
▼鹿児島県は振り込め詐欺の被害がもっとも少ないというニュースを見る。鹿児島は隣町でも方言が違うらしく、成り済ますのが難しいらしい。方言の難しさが戦国時代から役に立っており、他国からのスパイを方言によって捕まえていたという。その名残が現代にも残っているのかしら。
他にも振り込め詐欺の予防法として有効なのは、家族で電話するときには必ず下の名前を名乗る決まりを作るといいらしい。先日も、下の名前を名乗らなかったのを不審に思われ、通報されて捕まったというニュースを見た。わたしも注意したい。
ダンサーがブロードウェイの舞台で踊ることが一流の証のように、振り込め詐欺も鹿児島の人間を引っ掛けてこそ一流。わたしも一流になる日を夢見てがんばろう。がんばれ、明日のわたし! 夢をあきらめないで!
なるべく早く死ぬよう努力します。
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- 再会
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2015.01.26 Monday▼フランスでテロがあったり、日本人二人の殺害予告があったり、最近はテロ関連のニュースが多い。国同士の戦争は20世紀で終わり、21世紀はテロ組織と国の戦争になっていくのだろうか。
▼友人夫婦の家にお邪魔。友人夫婦の子ター坊(小学5年)と話す。「見て見て」と、わたしの手を取って、ター坊の部屋に連れて行かれる。カーテンを閉めて、電気を消して、突然上着を脱ぎ出すター坊。あ、襲われると思う間もなく、ター坊の上着からパチパチと青白い火花が散った。アクリル100%の上着である。
「すごい?すごい?」と興奮している。お気に入りの上着のようで、冬はずっとこれを着て、友達に見せびらかしているらしい。すごいのはわかったので、こっちに来ないで下さい。しかし、何をしていても楽しそうな人だな。
▼久しぶりに幼馴染に会う。しばらく話しているとラジオのチューニングが合ったときのように、急に当時の感覚が戻ってくる。ああ、こういう感じで会話をしていた。その感覚が懐かしい。二人にしかわからない冗談を言い合う。しかし、その冗談は、中学ぐらいからずっと言い続けていた気もする。ここまで進歩しないのもすごい。
友人が急に「友達は量じゃないよな、質だよな!」などと恥ずかしいことを言い出したので困惑する。「量も質も、まったく揃ってないけどな」などと返すと、そっくりそのまま自分にも突き刺さるのでやめておいた。
しかし、なんだ突然。これは借金でも申し込まれるのではないかと思いました。違いました。軽い自己嫌悪に陥る。逆に奢ってもらうという。ああ、さっきまで借金の申し込みではないかと疑ったわたしを許してほしい。今なら連帯保証人の判も押せる。などと思いつつ帰宅。楽しいひとときであった。
▼トリック完結編である「トリック劇場版 ラストステージ」をテレビで観る。ドラマ開始から14年も経ったんですね。仲間由紀恵さんも阿部寛さんも歳をとったなという。14年て、生まれた子供が中学二年になっているということか。こわー!
作品の出来は初期の輝きを感じられないものの、一作目と重ねてくるラストシーンが見事でした。14年という時間の長さにしみじみとさせられました。感傷的になる。
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- 猫はピザの夢を見る
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2015.01.18 Sunday▼N氏の家で打ち合わせ。ホームズという太った猫がいる。ホームズと丸一日一緒にいたが、一日二十時間ぐらい寝ているようだ。猫は、人生ならぬ猫生の5/6を寝て暮らしていることになる。とすると、起きている時間よりも、猫生の大部分を占める夢の時間のほうが重要ということだろうか。
ホームズは、宅配ピザのチラシの周りをウロウロしていた。そして、ピザのチラシの上で大きく伸びをした後、ごろんと横になった。「これからピザの夢を見る」と宣言しているようだった。うーん、あれはあれで良い人生の棒の振り方。わたしも次回は猫でお願いしたいもの。ピザーラのチラシがあれば十分です。
▼仕事を請けている会社の近くで昼食。お世話になっている会社の女子社員がやってきて相席することになる。女の人は複数集まると、パワーが増すように思う。なぜか。男も来ないだろうかと入口を見ていたが誰も来ない。心細し。
恋愛の話を聞く。なんだか前にもこういう状況があったなあ。この後、だいたいロクなことにならないというのが経験からわかる。わかっていながら回避できないことも経験からわかっている。すべてをあきらめる、これが人生のコツではないか。
女子社員の付き合っている男が浮気をしたという。その場にいた男はわたしだけだったからか、なぜ男は浮気するのか訊かれる。わたしに恋愛の話を訊くなんてどうかしてる。ふつう、チンパンジーにシェイクスピアの感想を訊きますか? あなたたちがやっているのは、それです。
で、なぜ男が浮気をするか考えると、自分の遺伝子をあちらこちらに撒いたほうが繁殖の効率がいいからに違いない。でもですよ、その答えは彼女たちが求めた答えではないように思う。そもそもなぜ浮気をしたのかは、相手の男にしかわからない。それはみんなわかっている。本当は答えが知りたいのではなく、女対男という対立を作り上げ、この場にいる男に謝らせて溜飲を下げたいだけなのではないか。
理不尽なのは、わたしが男側の弁護を強いられることだ。わたしが浮気をしまくって、相手をとっかえひっかえならばわかる。わたしは浮気をしたことがない。言わば羊である。メェェェ。草しか食べてこない人生でした。だが、なぜか狼がやったことを「同じオスだから、おまえ謝罪せえよ」ということで羊が怒られている。羊と狼って、種類違うじゃんかあ!狼さん、謝って!
完全にイチャモンであり因縁。やり口がチンピラのそれと変わらぬ。女というのはすべてチンピラであり、狂暴なチンピラか、より狂暴なチンピラのどちらかしかいない。と思ったので「うーん、この状況はおかしい‥‥」と答えたら「は?何もおかしくないですよ」「答えになってないですけど」「なにそれ、誤魔化してるだけじゃない」「早く答えてください」とか、口々に言うのでわたしは猫になりたかった。早いところピザのチラシの上で寝転がってピザの夢を見るのです。
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- 転職
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2015.01.16 Friday▼年始か年末か忘れてしまったが、クイズ番組に作家の西村賢太さんが出ていた。たまにクイズ番組で見かけることがある。好きなのかな、クイズ。「お金になるからです」とか言いそうだけども。
私小説の「苦役列車」を読む限りではテレビや芸能人を嫌っている印象があった。作品から、何不自由なく暮らしている人々への嫉妬、憎しみなどを強く感じた。そういう世界を嫌っていながらも、実はそちら側へ行きたい、行きたいのに行けない、故に憎む。自分でも御せないほどの嫉妬心に手を焼いているようだった。
で、笑っていいともに出たとき、前年の年収が5000万を超えたと明かしていた。一気に富裕層の仲間入りである。貧しさという石炭をくべて暴走した苦役列車だけど、豊かになってしまったら、同じエネルギーで走り続けることはできるのだろうか。動機が失われ、牙が抜けてしまわないのか興味がある。ミステリーや歴史を題材にする作家と違って、私小説の場合、作品を書くには個人的動機がとても重要に思える。お金持ちになった今後、どういう作品を書いていくかが気になるところ。
▼小学生も5年生ともなると、だんだんに人を信用しなくなる。友人夫婦の子ター坊(小学5年)も、わたしのことを信用しなくなってきている。今まで嘘をつきすぎたからかもしれない。
わたしの職業についても、いろんなことを言ってきた。最初は、セミの抜け殻を集める人だったと思う。集めた抜け殻を粉末にしてコーヒーにするためだと説明した。コーヒーの茶色はセミの抜け殻の色という設定。小学2年ぐらいだったター坊は、次に会ったとき、セミの抜け殻を3つほど集めてくれていた。きらきらした瞳で「これ、あげるね。美味しいコーヒーできるといいね」などと言う。
わたくし、「レ・ミゼラブル」を思い出しました。ジャン・バルジャンは、親切にしてくれたミリエル司教の銀食器を盗んでしまう。ジャン・バルジャンは、すぐに警察に捕まるものの、司教はジャン・バルジャンをかばう。銀食器は彼に上げたものだと言う。それどころか、銀の燭台を手にし「この燭台も上げたのに、なぜ持っていかなかったのですか?」と言って、銀の燭台も上げてしまうのだった。ジャン・バルジャンは司教の優しさに触れ、改心する。人を改心させるのは、罰ではなく赦しである。
ター坊司教の親切心に、今更嘘だとも言いづらく、セミの抜け殻を受け取ってしまう。セミ、苦手なのに。また抜け殻を持ってこられても困るので「転職しました‥‥」と言った。嘘をつくのが心苦しくもあるが面白くもあった。わたしの心の中では天使と悪魔が戦っている。天使1:悪魔9ぐらいである。悪魔、圧倒的有利。がんばれ天使ちゃん。というわけで、まだまだ改心せず。
以後、天津甘栗の殻を剥く人、ジグゾーパズルを作る人、携帯電話の画面に保護フィルムを貼る人、三毛猫の雄雌を見分ける人、動物のカツラを作る人などを経て、現在は、レンコンの穴を開ける人だ。これが疑われている。
レンコンを煮たとき、味がつきやすくなるように彫刻刀で穴を開ける仕事。レンコン掘るのに一年、洗うのに三年、その修行を経て、レンコン師匠から穴を開けることが許される。レンコン師匠、厳しい。レンコン師匠の口癖は、レンコンの上にも三年。そろそろ嘘がばれそう。次の転職先を探している。
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- 新年会
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2015.01.11 Sunday▼お世話になっている会社で新年会に出る。年寄りテーブルと若者テーブルに分類されておりましたが、なんとか若者テーブルに入ることに成功した。去年は年寄りテーブルに呼ばれ「誰が一番重い病気を経験したか自慢しあう」という、正月からめでたくもなんにもない始まり方だった。一位の方は胃癌(胃をほぼ切除)を経験し、再発に怯えながら暮らすという話だった。楽しい新年会のはずが、このテーブルだけ店員さんも避けて通る重苦しい空気に。
それに比べると、やはり若者はいいね。みなさんが去年の自分の重大ニュースを発表しているのを聞く。彼氏彼女ができたとか、子供が生まれたとか、海外旅行に行ったとか、食べ歩きをしているとか、香水の調合をしているとか、華やかである。わたしも重大ニュースを訊かれたが、そもそも重大なことなどない人生。考えたがまったく浮かんでこない。
やっと出てきたのが「よく通っていたレンタル店がつぶれた」だった。これが去年の重大ニュース1位である。他にありましょうか。ない。
「え、それが1位ってやばくないですか?」
「よくそれ発表する気になりましたね」
「そんな人生、こわーい」
などと言われる。やつらの食べ物に、今、流行りの異物混入でもしてやろうかと思ったが、やめておいた。大人である。
「おまえら全員、不幸になれ」と言い捨てて年寄りテーブルに移った。年寄りテーブルでは「息子がバカすぎて私立高校にしか行けず学費がかかる」「奥さんが実家から戻ってこない」などなど、マイナスの話題満載であった。ちょうどいい場所がない。
▼テレビを観る。去年辺りから自己礼賛的というか、日本のこういうところがすばらしいという番組が増えた気がする。やはりまだまだ景気が悪いということだろうか。
生活の苦しさ、社会的地位の低さ、認められない苦しさ、そういったものを「日本はこんなにもすごい」から「そんな日本に住んでいる自分もすごい」というふうに置換して満足感を得ているように感じてしまう。ここでいう「ちかん」というのは、あ、そういうのは今いいですか。そうですか。
しかし、ここ一,二年、なにやらきな臭い空気を感じる。
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- 年末年始
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2015.01.01 Thursday▼年末年始やお正月という感覚が喪失してしまった。ともあれ年が明けた。あけましておめでとうございます。
スーパーは正月初売りということで元旦から店を開けている。それもふだんより一時間も早い。いつもより余分に働いている。仕事のメールは来るし、年賀状は来ない。これ、完全に日常ではないか。季節を繰り返すものと捉えるより、一本の長い道と考えると去年の正月と現在の正月は同じものではない。一月一日が特別なら、なんでもない日(たとえば二月九日や三月十七日)なども同様に特別のはずではないか。
などと、正月のイベント化を否定してきたわたしだった。しかしですね、こうまで日常化を振りかざされるとイベントに戻りたくなる。初詣をして、年賀状を読み、福笑いをして、餅を喉につまらせ、こたつにみかんでゆっくりテレビ。これが日本の正しい正月じゃんかあ!「正しい月」と書いて正月なんだもの。仕事をしていいはずがない。と、仕事の発注者である部長にメールする。返事はまだない。
▼大晦日、友人夫婦の家にお邪魔。友人(夫)のご両親もおりご挨拶。友人夫婦の子ター坊(小学5年)とともに「ガキの使い 絶対に笑ってはいけない大脱獄24時」を観る。
時間は7時台だったが、松っちゃんが体を鍛えていることを揶揄して「芸人の中にAV男優が混じっている」という場面があった。一人で観ているときだったらいいのだけど、久しぶりにお茶の間が凍りつく思いを味わった。あのいたたまれなさはテロではないか。
ター坊はAV男優が何かはわかってないが、どうもあまりよくない言葉だと感じたようだった。あとで、そっとわたしの所に来て「AV男優って何やる人?」と訊く。くりくりした純粋な眼差しでそんなことを訊くなと言いたい。子供への性教育の難しさとか、あるのだろうなあ。
「ター坊のお父さんがやっている仕事だよ。あとで訊いてみるといいよ」と答えた。わたしの友人(ター坊父)は営業である。「営業」も「AV」も「え」から始まるし、似たようなものじゃないかしら。女優を喜ばせるのが男優、お客を喜ばせるのが営業。似ている!同じと言ってよい。なんで違うと思ってたんだろ。8時に友人夫婦の家を出る。
▼日付が変わった頃、友人から電話がありいろいろ怒られる。38歳なのに新年から怒られてよいのか。未年ということで、今年はぬくぬく生きていきたい。怒られずに生きていきたい。
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