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映画「エリザベス」
・エリザベス:ゴールデン・エイジ
2007 / イギリス / 監督:シェカール・カプール / 実話に基づいた映画

失敗したなと思ったのは、この映画は前作「エリザベス」の続編なんですね。前作を観てからにすればよかった。監督も主演も前作と同じです。もうさあタイトルを「エリザベス2」とかにしてほしかった。猿でもわかる。「ゴールデン・エイジ」とか言われてもー。

【あらすじ】
エリザベスがイングランド女王に即位してから、バビントン事件、ローリー卿との恋、スペインとの戦い(アルマダの海戦)までを描く。

【感想】
歴史を知らず、前作「エリザベス」を知らないわたしでも楽しめました。知ってるほうがいいと思いますが、知ってたら知ってたで「史実と違う」などとモヤモヤしそう。

エリザベス1世(ケイト・ブランシェット)は周囲から結婚を期待されるものの終生独身で過ごします。その理由は不明ですが、そのせいで処女王(ヴァージン・クィーン)と呼ばれることになります。実際には愛人と噂される人物が複数いたようですが、この映画の中では処女として描かれています。

新大陸(アメリカ)まで冒険の旅をするローリー卿(クライヴ・オーウェン)にひきつけられるエリザベス。自分は宮廷に縛り付けられて、権力はあるけどどこへも行けない。自由に振舞うローリー卿に惹かれるのも当然かもしれない。

エリザベスが心を寄せるローリー卿、そして信頼している召使いベス(アビー・コーニッシュ)との三角関係が良かったです。エリザベスは自分がローリー卿を好きなくせに、召使いのベスにローリー卿とダンスをさせて、それをニヤニヤ見つめます。

召使いの名前もベスは愛称で、正式には女王と同じエリザベスという名前です。このベスという役は、エリザベスの女王という不自由な立場から解放されたいという、自由への憧れとして作られたものかもしれません。召使いは女王と違って気楽な立場ですし。

エリザベスは、ベスを自分の分身のような存在と考え、ローリー卿とダンスをさせたりして仮想恋愛をしている感じです。うーん、屈折してる。そんなことをさせてるもんだから、ローリー卿とベスはくっついてしまいます。当たり前だ。で、それを知って大激怒のエリザベス。面倒くさい人だよ。

女王の孤独や重圧についての描かれ方もよかったです。偉くなると孤独になりがちですが、一国の女王ともなると背負わなければならない孤独の大きさは相当なものでしょう。おまけにバビントン事件で暗殺されそうになるわ、スペインとの戦争で負けたら殺されるかもしれないし、その重圧たるやねえ。

バビントン事件については、サイモン・シンの著書「暗号解読」に詳しく載ってます。暗号をめぐる攻防が面白かったです。この映画にはでてこないのですが興味ある方は是非。

宮廷の様子や建築、華やかな服装などもきれいでした。女王役のケイト・ブランシェットは本当にはまり役でした。そういえばエリザベスに眉毛がないのですが、あれはこの時代の流行なのでしょうか。ちょっと怖い。


 
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author:しゅん, category:-, 11:25
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スーパーヒーロー いなげちゃん
▼友人夫婦の子ター坊(小学校2年)と話した。
彼の家の近くには、いなげやというスーパーがある。そのいなげやのマスコットキャラを考えようということで、お互い紙に書いてみた。ター坊ができあがったというので見せてもらう。

ター坊:できたよ!見て!

わたし:おおっ‥‥これは‥‥?(バルタン星人ぽいものが書いてある)

タ:いなげちゃんでしょ。

わ:いなげちゃんは‥‥いなげちゃんは人間?

タ:もう!ちゃんと書いてあるでしょ!

わ:あ、変身すんのねこれ。へー。いなげちゃん、なんか腰の所にいろんな物が付いてるねえ。

タ:それはフォーゼドライバー。

わ:なんですかそれ?

タ:フォーゼドライバーにアストロスイッチをセットするとフォーゼモジュールが武器になんの。

わ:え?え?

タ:だーかーらー、フォーゼドライバーにチェーンソーモジュールをセットすると、足がソーブレイド(チェーンソー)になるんでしょ!

わ:あ!そういうことね。腰のところにカセットみたいなのを入れると、それに対応した武器が出ると。なるほどなるほど。今のヒーローはそういうことになってんのね。

タ:(腰に何かを挿して、右足が武器になっている動きを実演)

わ:というか、これ仮面ライダーフォーゼじゃないの?

タ:‥‥いなげちゃんだよ。

わ:いなげちゃんは、フォーゼドライバーにカセットを挿して足をチェーンソーにしてどうすんの?

タ:えーと‥‥悪いお客さんを‥‥。

わ:悪いお客さんを?

タ:殺す!

わ:正義の味方じゃないのかー。

タ:いいお客さんは殺さないよ?

わ:悪いお客さんも殺しちゃ駄目だと思うんだけど。じゃあ、たとえばレジにおばあさんが並んでいて、モタモタしててなかなか小銭を出さないのね。

タ:うん。

わ:これは殺していいの?

タ:駄目にきまってるでしょ!

わ:じゃあ、そのおばあさんの後ろに若い男がいて「おいババア、モタモタしやがって!」って言ったら?

タ:いいです!

わ:いいのかよ。

タ:うん。

わ:とするとだよ。3人の人がでてきて、おばあさんはモタモタしてて、若い男はおばあさんの悪口を言って、いなげちゃんは若い男を殺したんだよね。

タ:うん。

わ:じゃあ、この3人の中で一番悪い人って誰?

タ:うーん‥‥いなげちゃん?

わ:正解!どう考えても、いなげちゃんが駄目でしょ。殺しちゃったらねえ。

タ:でも、でも、大丈夫なの!胸のところがパカッて開いて、カステラをくれるの。

わ:え?カステラ?

タ:そう。

わ:殺してごめんて?

タ:うん。カステラおいしいよね?

わ:いーらーねー!

謝罪が軽すぎると思いました。胸からカステラ出されてもな。自分が食べたいだけだろうに。

いなげやに近寄るのはやめときます。 チェーンソーで真っ二つにされる。
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author:しゅん, category:日常, 06:32
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映画「色即ぜねれいしょん」
・色即ぜねれいしょん
2009年 / 日本 / 監督:田口トモロヲ / コメディ・青春映画

【あらすじ】
みうらじゅんの自伝的小説を映画化。童貞の高校一年生がモヤモヤします。ひたすらモヤモヤし続けます。

【感想】 ネタバレなし
モテない高校生の青春ということで何も考えずに楽しめます。男なら誰しも共感してしまうような、学生時代の思い出。

青春映画というと、そこに挫折や葛藤、屈折などの観ていて苦しくなるような場面が出てきます。そういうのがない。これは原作者のみうらじゅんさんの人柄なのかもしれない。起こったことを楽天的に受け止めてしまうのは才能の一つだと思います。だから周りを変に恨んだり、妬んだりすることもない。

両親や友だち、家庭教師という彼を取り囲む人々も良くて、彼が成長する様子を温かく見守ってくれている。過保護とはべつで、ちょうどいい按配。とくにリリー・フランキーさんが演じる物静かな父親が良かったですね。主人公(渡辺大和)が彼女(臼田あさ美)を送り届けるときに財布から一万円札を出して「これで飯でも食べてこい。そのあと彼女を送ったら帰ってこい」みたいなことを言います。

そのときのお札がすごくきれいなんですね。ビシッとした札というか。父親の人柄を表しているような。あのシーンはとても好きです。

主人公はまだ16歳なので、彼女と一緒に泊まるのははやいということなのでしょう。父親の毅然とした態度もよかったし、主人公は彼女と泊まりたいんだけど、なんだか親の金で泊まんのもあれだし、なにより勇気が‥‥、いや、いっそ帰ってこいって言われてほっとしたわ、したのかしら?どうなんだ?自分でもわかんない!みたいな混乱した様子が微笑ましかったです。

変に残酷なシーンや性的なシーンもなくて、あっさり楽しめるコメディで良かったです。とはいえ、青春時代特有のモヤモヤした感じ、ラブレターを出したときにポストをつかんで「出してしまったー!もう俺にこの郵便物を回収する手段はないのだー!」と悶絶する感じや、携帯がないので彼女の家に電話したら親が出て切られたとか、えー、なんか観ていて平静でいられない。そういうのがわかりすぎてしんどい。

一応、1970年代の設定なんですがちょっと髪が長くヒッピー風の人がいるぐらいで、ほとんど現代みたいに見えます。あまり当時の感じを再現してしまうと、そっちが気になって見づらくなってしまうという配慮からでしょうか。ヒロインの臼田あさ美さんのメイクも今風ですし。それで違和感がなかったので良かったと思います。モヤモヤできました。モヤモヤしたい人にお薦めです。


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author:しゅん, category:-, 19:16
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猫の仕事 「天野く〜ん!」
▼友人A子と、猫の仕事について話した。
猫というのは、一昔前はネズミを取るという、仕事なのか趣味なのかよくわからないことをやっていた。「借りてきた猫のようにおとなしい」という慣用句も、ネズミを捕るために猫を借りた時代のことなのでしょう。

で、今現在、猫は無職である。しいていうなら、かわいい業務がある。かわいいのが仕事という、これで生活しているのはアイドルか猫ぐらいか。だがA子が言うには猫には使い道があって、仮病で学校を休みたいときには猫を抱っこして猫の体温を測ると、ちょうど学校を休めるぐらいの適温(37.5度ぐらい)になるという。

これは飼い主にとってはごく当たり前なのでしょうか。猫を飼っていた人は、こんな方法でずる休みをしていたのか。猫、わたしよりも役に立つ。

▼ちなみに体温計の目盛りが42度までしかないのは、42度以上になると人は生きていられないということらしいです。体を構成するタンパク質が凝固し、いくら冷やしても戻らなくなってしまうそうです。

でも、これも水銀の体温計の話なんですよねえ。今はデジタル式なのでしょうけど。時代の流れを感じる。もう少したつと「また、おじいさんの昔話が始まった‥‥」って言われる。怖い。

葉っぱの一生(twitpic)

もう冬の終わりが見えてきたなあ。これを見て「自分を葉っぱにたとえると、今このあたりかなあ‥‥」なんて考えると、憂鬱な気分になれるよ!

なぜそんな嫌なことを言いますか。

▼キャイ〜ンが本を出したらしく、その内容を取り上げているブログがありました。ウドさんの書いていたことが興味深かった。

キャイ〜ンの過剰な愛情(てれびのスキマ)
以下、ウドさんの著書「天野く〜ん!」からの引用です。

いつも思うのは、ある瞬間にあることを選択した時点で、もう一方を選択していないんだってことです。仕事として芸人を選択したことで、僕は農業を経験していない。お笑いをやりたいがために、実家の仕事である農業をしていないんですね。

何かを選択する=何かを経験するということは、常に何かを経験していないことだと思うわけです。

選択肢の両方を同時に選べないのが、人生においての永遠の、いかんともしがたい事柄で、もう一方を選んだらどうなったんだろうと想像はできるんですけど、実際に両方を経験することはできないという……いや、経験していないわけじゃないんですよ。経験しない経験をしているんです。

            (略)

何かを選択するという経験をすることは、別の何かを選択するという経験をしないことですし。また別の見方をすれば、たくさんのことを経験したということは、たくさんのことを経験しないという経験をしていないわけですよ。

            (略)

たくさん経験することなんて、べつに何もエラくない。たくさん経験することもたくさん経験しないことも、人生のポイントで選択を積み重ねた結果にすぎないんだと思うんです。

            (略)

だからこそ、いまこの瞬間は必然なのかもしれないなって感じるのでしょうか。

引用終わり。
この本は読んでないのですが、読んでみたくなりました。

「得る」ということと「得ない」ということがあるとしたら、普通は「得る」ことに価値があると思ってしまう。でも、こういう考え方をするとそうではないのかもと思います。「得ない」ことで「得る」ものがある。また「得た」ことで失うものがある。

しかし、それをウドさんから言われるとは思わなかった。ウドさんは、テレビで観るとあんなだし。「天野く〜ん!」って、いつも叫んでいるだけの人じゃなかった。
 
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author:しゅん, category:日常, 22:33
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締め出し番長
前原氏、記者会見で産経排除=「言うだけ番長」報道に抗議
民主党の前原誠司政調会長は23日夜の定例の記者会見で、前原氏に関する報道内容を理由に産経新聞記者の出席を拒否した。政権与党幹部の記者会見で、特定のメディアを排除するのは異例だ。

かいつまんで言えば、前原さんが産経新聞に「言うだけ番長」と書かれたことに腹を立てて、産経新聞を会見から締め出したという記事である。きっと前原さんは、自分の言ったことが正確に伝わらないとか、揶揄されることが許せないのだろう。

でもちょっと伸びやかさに欠けるというか、悪口を書かれた産経新聞を締め出すんじゃなくて「言うだけ番長かどうか、しっかり取材してね」と産経新聞をもっともよい席にすえるなどすれば、逆に株が上がったのではないかと思う。それ自体も記事になるわけだし。いろいろ席順とかあるんでしょうけど。

そもそも政治家なんて、悪口にいちいち怒ってたらきりがない。むしろ器の小ささがきわだってしまい、より傷口を大きくした感がある。マスコミを手玉に取るぐらいの余裕がほしい。

メジャーリーグに行った松井選手はマスコミ対応の良さで有名である。記者とよく食事に行ったり、パーティーをたびたび開いたり、悪い事を書いた記者も呼ぶという。ここらへんが巧みである。計算もあるのだろうけど、やはり人柄が良いのだろう。

そうやって関係を深めることで記者も悪い事を書きにくくなる。結果として記者をうまくコントールしている。そういうしたたかさが欲しい。悪口を言われた相手を締め出すんじゃなくて、その逆境をプラスに変える工夫を考えてほしい。でないと、今度は締め出し番長とか書かれる。

わたしなどは悪く書かれようものなら「絶対許さないノート」に書き留めて、呪いをかけます。毎日かける。器の小ささは尋常じゃない。
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author:しゅん, category:日常, 11:17
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映画「ボンボン」

・ボンボン
2004年 / アルゼンチン / 監督:カルロス・ソリン / 人間ドラマ

人が犬を思うほど、犬は人を‥‥。
【あらすじ】
20年間働いてきたガソリンスタンドだが、経営者が変わったことであっさりクビになったビジェガス(ファン・ビジェガス)。失業後、やることなすことうまくいかない。娘夫婦の家に居候するも稼ぎがないので肩身が狭い。お金がー、お金がー。そんななか、なぜか大きな犬をもらってしまいました‥‥。

【感想】 ネタバレしてます。映画のストーリーをほぼ書いてしまった。
この主演のビジェガスさんが本当に人がよさそうなんですねえ。人がよすぎて、相手の言う事を断れない。そのせいでいろいろ貧乏くじを引かされてしまう。このボンボン・オ・ルシアン(以下ボンボン)という犬をもらったのも、そうである。

道で車が故障して困っていた持ち主を家まで送り届け、車も修理してやって、そのお礼にと犬を押し付けられてしまう。自分も娘の家に居候中でひっそりと生活してるのに、こんな大きな犬を連れて帰ったら娘に怒られるにきまっている。だってエサ、ものすごく食べそうだし。ウンコも太い。知らないけど。

案の定、娘は大激怒するのだった。当たり前である。だが、小切手を現金化しようと、犬を連れて銀行に立ち寄ったことで運命が変わっていく。パリッとスーツを着こなした銀行の偉い人が、見た目もボロい服を着ているビジェガスをためらわずに自分の部屋に招き入れ、犬のトレーナーを紹介してやる。とても親切なんですね。

この気さくさというのが彼がそういう人間なのか、アルゼンチンの人はこういう気さくさを多かれ少なかれ持っているのか、どちらなのだろう。富裕層が貧困層を敬遠するような感じが微塵もない。この映画が公開された2004年のアルゼンチンの失業率は13%でとても高い。失業という状態がよくあることで、失業者など珍しくなんともないということなのだろうか。

2002年の22%という失業率からみれば急速に改善しているとはいえるものの、とんでもない高さである。で、その銀行の人にトレーナーのワルテル・ドナード(ワルテル・ドナード)を紹介してもらうのである。ちなみに主演のビジェガスさん、トレーナーのワルテルさん、お二人とも役者ではなく一般人のようです。すごい!こんなに味があるのに!ビジェガスさんは実際には駐車場で働いているようです。

で、このトレーナーのワルテルさんが怪しいんである。つのだ☆ひろに似ている。(つのだ☆ひろさんは怪しくありませんが)

「おまえは、ワシの言うことだけ聞いとりゃ間違いないんじゃ!」の図。この写真だけ見れば、完全にビジェガスさんは恐喝されている。目が泳ぎまくっている。違います。意外と仲はいいんです。

ワルテルさんが言うには、この犬を訓練してドッグショーに出し、評価をあげたところで種付け料でもうけようぜ!ガッハッハ!という計画である。見た目そのままの山師っぽいお人柄。そんなワルテルさんはなかなかのやり手で、ドッグショーで総合3位に入賞し、その日のうちに種付けの約束まで取り付けてしまう。

ところが当日、ボンボンは種付けに失敗してしまう。獣医からは、幼少期のトラウマか何かでうまくいかないと言われる。仕方ないのでビジェガスさんはしばらく職探しをし、ボンボンが立ち直るまでしばらく待とうということになる。その間はワルテルがボンボンを預かってくれるという。

だがしかし、このワルテルが犬を逃がしてしまう。ここらへん故意か偶然かよくわからないのですが。ボンボンが役立たずなので逃がしたようにも思える。探しに行っている様子もない。で、逃げたことをビジェガスさんにきちんと伝えない。悪い人である。ビジェガスがワルテルの家まで訪ねていって、ワルテルの奥さんから伝えられる。

でも、ビジェガスさんは情が深いのか、逃げたというボンボンを探しに行きます。もう種付けは期待できないしエサ代がかかるだけで、失業中のビジェガスにとってはいいことは何もないのだけど。お金だけの面でみれば、ボンボンは無価値どころかマイナスである。それでも探しに行く。そこがこの人のすごくいいところですね。

で、あっちで聞いてみろだとか、レンガ工場のほうにいたぞとか、いろいろ探し回ってようやく感動の再会である。ハリウッド映画や日本映画だと、やっと会えた犬と抱き合い、犬は飼い主の顔を「ご主人ー!」とペロペロ舐めて、飼い主は「やめろよー!」と言いながらも喜ぶ。そんなシーンが目に浮かぶ。

だけどアルゼンチン映画だからか、ちょっとそこらへんが違う。やっとのことでビジェガスがボンボンをレンガ工場で見つけ出します。ようやく感動の再会と思いきや、ボンボンは他の犬と交尾に夢中。「ご主人ー!」で顔ペロペロどころか「ちょっと今、大事なところだから!あっち行ってて!」である。ズコーってなった。

まあ、これで種付け料で暮らしていけるのだからハッピーエンドではあるけど。やはりあまり知らない国の映画は興味深いですね。

そういえば、ちょっとした文化の差も面白かった。人の家を訪ねたときにノックではなく、拍手を四回ぐらいして人を呼び出すんですね。呼び鈴をつけるとか、そういうことはしないのかなあ。


 
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author:しゅん, category:-, 10:19
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ジョーズ 野球選手の趣味 
▼さっきNHKのクローズアップ現代を観ていたら、スピルバーグ監督に国谷裕子さんがインタビューをしていた。今度公開される映画「戦火の馬」がらみなのだろう。そのインタビューで過去の作品についても言及されていました。

国谷さんが、ジョーズを撮ったときにCG技術があったら、よりヒットしていたでしょうかというようなことを聞いた。スピルバーグは、もしCGがあったらあれほどヒットしなかっただろうと答えた。

実はサメの機械が故障し、やむを得ずにサメが映らないで恐怖感を演出するシーン(海中で逃げる人の足や、逃げ惑う人々)を撮ったそうである。観客の想像力がプラスされてジョーズがヒットしたというようなことを言っていた。

ときどき「不便」とか「ない」ということが「便利」や「ある」を上回ってしまうことがある。怪我の功名にしてしまえるところがスピルバーグのすごいところですね。この経験が以降の映画の撮り方にも影響を与えていったのかもしれない。映画好きの方には有名な話なのでしょうが。

国谷さんのインタビューはいいですね。とても自然に会話がかみあっていて、雰囲気が良かったです。きっと難しいことなのでしょうけど、そうは見えなくて、それもよかったです。

▼野球が観たい。野球が観たい。野球が観たい。
わたしの野球熱が高まりましたので、各球団のサイトを巡り、選手をチェックしました。中日とヤクルトは、選手のプロフィール欄が細かくてよろしい。変な趣味の選手をチェックするのがわたしの楽しみなのです。

・中日ドラゴンズ
山崎武司選手のミニカー集めと、山本昌投手のラジコン・クワガタ飼育はファンの間では有名ですが、他にも少し変わった選手がいました。

岡田俊哉投手の「電話」。これはなんだかちょっと珍しい感じがしました。浅尾投手の「友達と遊ぶ」というのも、趣味かどうかよくわからない。そして堂上(兄)の「野球」。それほど野球を愛しているということでしょうかね。それとも「野球なんてたんなる趣味だぜ、ガハハハ!」ということか。それは怒られる。

・東京ヤクルトスワローズ
ヤクルトはよりプロフィール欄が充実しててよかった。

飯原選手の「ドライブスルー(モス)」にはこだわりを感じます。マックでもロッテリアでもなくモス。飯原選手を見かけたら「モスー!」と声をかけてあげてください。きっといやがられる。

館山投手の「酸素マシン」は趣味なのか。新田捕手の「子どもとたわむれること」というのもいいですね。たわむれるってのが。

村中投手の「モンハン」とか、田中浩康選手の「趣味探し」など、ちょっと変わっている。由規投手の「魚の骨をきれいにとれる」とか、久古投手の「耳を動かせる。耳を耳の中に入れられる」というのは、なんですかね「合コンでもやっとんのか」と申し上げたい。

わたしがもっとも好きだったのは渡辺恒樹投手の「そこらへんの人より電車の乗り換えを知っている」でしょうか。この「そこらへんの人より」という言い方がいいですね。「俺をそこらへんのやつと一緒にすんじゃねーぞ」みたいなのがね、そこまでは言ってませんか。今シーズンのご活躍を期待しております。
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author:しゅん, category:日常, 21:31
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最初に「草食男子」と聞いたときベジタリアンだと思った
▼お笑い芸人がコンビになったきっかけをwikipediaで見ていたところ、NSCなどの養成所で知り合うというのがもっとも多いようである。しかし、クールポコ(餅つきの扮装をしているコンビ。最近見ませんね‥‥)はインターネットの掲示板で知り合ったという。よもやネットで募集する時代とは。

さらにTIMのゴルゴさんとレッド吉田さんは、上京してきたときたまたまアパートの部屋が隣同士だったので意気投合しコンビ結成とある。部屋が隣でコンビ結成て。それで結成するものなのか。わたしのような内向的人間からは考えられない。社交性のバケモノだ。

▼ずーっと前から気になっていたことがあって、きっと触れるとロクなことがないから触れなかったのですが、よくお邪魔しているブログにも書いてあったのでちょっと触れようかと思いました。

男子とか女子とか、あの言い回しです。どうもモヤモヤするのは「40代女子」などと聞いたときに「40代は女子なのだろうか」と思ってしまうことです。で、人によっては10代までだというし、40代まででもいいじゃないかと言う人もいるでしょう。ルールが定まっていない。定める必要などないのかもしれん。

しかし、このモヤモヤ感を払拭するため、いっそすべての世代に男子・女子をつければスッキリするのではないかと思い、やってみた。今日、お世話になっている会社の社長に会ったのですが「社長、50代男子ですね。ケラケラ」と言ったところ「くだらねえこと言ってんじゃねえ。仕事いらねぇのか」と、脅された。

パワハラです。50代男子はパワハラをやる。怖い。

社長に脅されたので逃げるように帰宅。叔母が来ていたので「おや、70代女子がいる!」と言ったところ「ばかやろう」と言われました。怖い。70代男子の間違いではないか。とにかく男子とか女子とかつけると、ろくでもない結果になる。

▼資産1兆円を持った男の見た世界=桃源社の故佐佐木吉之助社長の思い出「私の人生は貧しいものだった」
アゴラ
すごい人生。
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author:しゅん, category:日常, 22:58
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何もわかりませんでした / 映画「プロフェシー」
・プロフェシー
2002年 / アメリカ / 監督:マーク・ペリントン / サスペンス・SF

「昨日、こんな夢を見たんだけど‥‥」「で?」
【あらすじ】
ワシントンポストの記者ジョン・クライン(リチャード・ギア)は、妻メアリーと新居の下見をする。その帰り道、交通事故により妻は入院する。まもなくして彼女は、不可解な言葉とスケッチを残して亡くなった。それから2年後、ジョン・クラインは見知らぬ街、ポイントプレザントに迷い込み不思議な体験をする。

【感想】ネタバレしてます
本当にわけのわからない映画というか、久々に狐につままれたというか、寝た。途中ちょっと寝ました。

「昨日こんな夢を見てさー」と言われたような感じなのです。こっちとしては「ふーん」とか「で」とかしか言いようがない。とらえどころのない映画。実際にウェスト・バージニア州ポイントプレザントで起きた不可解な事件を映画化したらしいのですが、そもそもよくわかってない事件なのだから再現したらこんなことになるのかも。

題名のプロフェシーとは「予言」という意味です。そのタイトルにあるとおり、リチャード・ギアをはじめポイントプレザントに住む人々が不思議な予言を受け取ります。それは飛行機事故だったり、地震だったり、人の死に関するものです。予言を受け取る形もさまざまで、オバケのようなものが会いに来たり、電話がかかってきたりします。

で、当然こちらとしては「誰がなんのために」と思うのですが、その正体がよくわからない。映画を最後まで観てもあまりはっきりしないんですね。この地方に伝わる蛾男というのが予言の送り主の正体らしい。蛾男がいいやつか悪いやつかもよくわからない。どうやら事故をあらかじめ防ぐようにと、メッセージを送ってくれていたのかもしれない。

ただ、そのわりに人の家に深夜二時過ぎに行って、ノックだけして帰るとか挙動不審すぎる。街の人も困惑している。学者に相談したところ、蛾男は謎の知的生命体みたいなことを言う。でもねー、この謎の知的生命体がイタズラ電話みたいなのをかけてきて、あんまりハッキリしたこと言わないんですね。本当に知的なのか。

どうせならリチャード・ギアのところじゃなくて、州知事とか、もうちょっと影響力のあるところに働きかけりゃいいんですけど。リチャード・ギアのところに電話してきてゴニョゴニョ言います。リチャード・ギアも、蛾男がはっきりしたことを言わないもんですから、わりと困ってオタオタします。オタオタしているリチャード・ギアを観る映画。

ひどい感想ですね。いや、むしろ、わたしはあなた方に「この映画はこうやって楽しむのです!」と教えてもらいたい。なんだかよくわからなかった。映画の表面には出さない裏設定というやつがありますが、そういうことでもないらしく、作品の厚味もほとんど感じないんですね。

「みんなの話を聞いてまとめたら、こんなんできましたけどー。よくわからないんで後はよろしくー」という具合なのではないか。盛大に投げっぱなした感がある。不可解な事件を再現したのだから当然てことでしょうか。うーん、お薦めしない!


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author:しゅん, category:-, 01:17
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ご存知
▼打ち合わせに参加。ちょっと気になったのが説明をしている人の言葉だった。何かを説明する前に「ご存知かと思いますが」とか「お気づきのように」などと付く。

わたしはだいたい存じてないしお気づきでない。あれなんだろーねー。みんな、だいたいご存知ではないと思うけど。説明者の頭の良さは伝わる気もするんだけど、あんまりいい感じはしない。「もしもし」と同じように、話し出す前にそれを付けないと落ち着かないのかな。

隣には一緒に仕事を請けているN氏がいた。終わった後に喫茶店でしゃべった。

N氏:だいたいああいうのってご存知じゃないね。

わたし:全然存じないねえ。

N:存じない、存じない。

わ:そもそも、存じたためしがないわ。

N:今まで存じたことのない人生だった‥‥。

わ:存じるか、存じないか、それが問題だ!

N:出た!ご存知ハムレット出ました!ステキ!存じたーい!

わ:存じたてまつりたーい!

こんなポンコツ二人で、まったく何も存じない二人で仕事を請けたので心配。あとですね、皆様お気づきのように、ほとんど説明聞いてなかった。

▼昨日の日記を読み返して一部削除した。たまに日記を読み返すと、だいたい何か気に入らなくなる。日記の書き方を学ぶために、おもしろい日記の書き方を検索してみました。google様はなんでも知っていらっしゃる。なんでもご存知でありお気づきです。

で、検索したページに飛んだところ「このブログはすでに削除されております」と出た。

さすがgoogle様!おもしろい日記の書き方など存在しないということですか!

深い!

でも、なんにも解決しない。

▼話を聞かない男、地図が読めない女(著:アラン・ピーズ、バーバラ・ピーズ、訳:藤井留美)
ずいぶん前に話題になった本ですが、最近読みました。男女間の脳、体の違いを知ることでお互いに理解を深め、いい関係を築きましょうという本ですね。

男女間の違いも興味深かったのですが、同性愛者の項は読んで良かったです。同性愛者というと、テレビの中では見かけることが多くなりました。でも、多くの人は芸能界に入らずに生きていくので、やはり同性愛者ということを隠しつつ悩んで生きていく人が多いのではないでしょうか。

この本には同性愛者の大半は生まれつきとある。妊娠中に過度のストレス、病気、一部の薬物によってテストステロンの分泌量が変わり、誕生した子が同性愛者になるかどうかが決まることが多いようです。(浸透率や後天的な影響によっても変動するとあります)

今まで「育て方が悪い」とか「本人が悪い」など、偏見からの差別がありました。はやくこういったことが社会的な常識になればいいですね。そもそも誰が男を好きだとか女を好きだとか、どうでもいい話なのだけど。参照した文献、実験や調査の詳しい内容などを巻末に記してもらえれば、より良かったです。
 
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author:しゅん, category:日常, 23:54
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ラグナロクオンライン