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Xメン

▼仕事場の休憩所でコーヒーを飲んでいたら猫好きのTさんがやってきた。
「難しい顔して何考えてるんですか」という。この不景気な表情はデフォルトなのです。それはともかくとして、Tさんとは同じ業務をやっているので知識を共有してもらったほうがよいだろう。考えていることを少し伝えた。

Xメンてアメコミがありますね。いくつかのエピソードは映画化されている。

Xメンとは、突然変異によって超能力を持って生まれたミュータントの集団である。そんで、マグニートーなどの敵と戦い、世界の平和を守っている。サイクロプスは目から破壊光線を出せるし、ウルヴァリンはアダマンチウムの強力な爪を持つ。それぞれ特技があるわけです。

その超能力戦闘集団に自分が加わるとして、どーゆー超能力がいいのかなと考えていた。でも、そもそもこの集団に入れるような超能力がない。簡単に身につけられる超能力ってないものだろうか。いろいろ考えた結果、今からマスターできそうなものがあった。それはバブル期のチャラチャラした言い回しである。あれ、僕にもできる。

「昨日はザギンでシースー食いーの、そのあとチャンネーと朝までポンギでオケカラ歌いーの」

こういう感じで良いのでしょうか。中山秀征師匠に教えを請わねば。こんなことではXメンの一員になれない!

そして、血を吐くような努力で逆さ言葉を身につけたわたしはXメンの一員となります。味方からは「バブル」というありがたいニックネームも頂戴する。サイクロプスやウルヴァリンが悪と戦っている間、わたしは彼らが戦った後の打ち上げに使う飲み屋と二次会のカラオケ屋を予約します。

「やっぱバブルの仕切りは完璧だな」とか言われて有頂天になるわたし。しかし、そんな優雅なときも長くは続かなかった。サイクロプス先輩やウルヴァリン先輩にゴマをすっていたものの、仲間から「あいつ実はなんもしてない」という噂が出はじめる。こんなに一生懸命、会を盛り上げてるのに!カラオケではタンバリンを腱鞘炎になるほど振ってるのに!

味方や後輩からもさげすまれ、Xメンの中に居場所を失ったわたし。そして、ついに宿敵マグニートーに味方の弱点を渡し寝返ってしまう。

やっぱ悪のほうがかっこいい!マグニートー先輩、一生ついていきます!オス!
とりあえず歓迎会の場所は自分で抑えましたオス!Xメンのやつらに一泡吹かせてやりましょう!
バブルだけに〜!なんちゃって!

こうして用済みとなったわたしはマグニートーに即殺されたのである。

というようなことをですね、難しい顔で考えていました。なんでしょうか、Tさんの人を見下すような目は!バブルには、曲の出だしを1秒聞くだけでなんの曲か当てる特殊能力もあるのに!
そんな目で見ないで!

▼田中耕一さんの「生涯最高の失敗」を読んだ。2002年にノーベル化学賞を受賞した田中さんが自ら書いたものである。印象深い部分があったのでちょっと長いですが書き出してみました。

「人間、自分がいま現在できることを100%として、それを実行しようとして失敗すると、落ち込みますよね。そうすると、今度は90%くらいをめざして、それで良しとするようになってしまう。でも、たとえ目標を90%に抑えても、やはり失敗することはあります。

失敗の原因は、かならずしも自分にあるわけではありませんから、目標を90%にしておいても、自分以外の要因で、うまくいかないことだってあるかもしれない。すると、さらにめざすところを低く設定する‥‥。こういう良くない循環に陥ってしまう可能性があります。とくに大学までの自分を含め、気の強くない人は、こんなふうになりやすいのではないでしょうか。

だからといって、はじめから200%をねらっても、それでは失敗ばかりしますから、もう少し手軽な、110とか120%あたりをめざしてみる。それなら、たとえ目標を達成できなくても、ちょっと高望みしすぎたから仕方ないな、と考えることができて、あんまり落ち込まないですみます。

ところが、120%だとたまに、できてしまうことがあります。そのような経験を積み重ねていくと、いつのまにか、120%があたりまえになります。それを繰り返していくと、120%から150%、200%へと、どんどん伸びることだってできる」


▼Xメンがくだらなかったので、かっこうをつけるために急に田中耕一さんを引っ張ってくるみっともなさ。我ながらステキ!

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author:しゅん, category:-, 12:35
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新緑
▼きちんとお花見もしないまま葉桜に変わった。4月の終わりから5月の初め頃、鮮やかで瑞々しい新緑の時期。陽の光も明るく、風も気持ちよい。もっともやる気に溢れる季節である。そして6月になると梅雨になり、じめじめとした湿気と長雨で家から出たくなくなる。
なぜ今、梅雨のことを書きましたか。憂鬱を先取りしてどうする。

▼新入社員の茶柱くんと話した。
「失敗しないためにはどうすればいいですか?」と聞かれた。失敗というのは途中でやめるから失敗になる。その失敗を活かして成功するまで続ければ途中の小さな失敗は失敗にはならない。
「成功するまでやり続けることかなあ」と答えた。すると真顔で「はぁ?」と言われた。

あれー?ちょっといいこと言ったと思ったのに。なんでだ。
あ!そういうことじゃなく?ちょっといい話方面の答えじゃなく、具体的にか!そっちかー!うわー、恥ずかしー。
「あの人に聞いたら得意げに精神論っぽいこと言われたわー。ウケル!」とか言われてそう。ちょっとオマエ!表出ろやコノヤロー!

そもそも、ここは表ですよね、そうですよね。妄想で勝手にエキサイトするのはよくないですよね。

「作業手順を見直すのとチェックリストを作るといいと思います」

ごく当たり前のことを言いました。

▼TBSでやっているJIN-仁-という幕末のドラマを観ている。
ドラマの中に、神様は乗り越えられる試練しか与えないというようなセリフが出てくる。とても印象的なセリフであると同時に、宗教はこうして広まっていくのかもしれないと思わされた。とても困難な状況や受け容れがたい理不尽なことが起こったときには、やはり何かにすがりたくなる。

ただ、技術が発達してそれまで奇蹟とされてきたものやさまざまな現象が解明されていくにしたがって神も活躍の場を狭めてきたかに見える。技術によって神が駆逐され、畏れるものがなくなってしまった。しばらく前までは「悪いことをすると地獄に落ちる」とか「バチが当たる」とか、そういった言葉にある程度の効果があったのではないか。

神を駆逐したとき、次に神に代わる存在が技術なのだろうか。技術は道徳を形成するとは思えず、ではこの時代は何を道徳の指標とすればよいのだろうか。とはいえ、なきゃないなりにやっていけるからなあ。20世紀は「なきゃないなりに」の時代だったと思う。21世紀は何か新しいシステムを発見するのだろうか。しないように思う。わりとグダグダのなあなあで22世紀に突入。

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author:しゅん, category:日常, 11:49
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散歩
▼あのー、人間てどうなんでしょうかね。僕は、けっこうがんばってくれてんじゃないかと思います。ちょっと気分にムラがあったり、仕事に正確性を欠く面はあるものの、一定の評価はしています。散歩から帰った後、ご飯が出るんですがメニューもしばしば替えてくれますしね。あー、健康に配慮して工夫してくれてんだなあとか、それを考えるとかわいいものだと思います。ちょっと間に合わないところはあるにせよ。

ただね、ちょっとどうかと思うところもある。あのー、我々は散歩中にあれをしますね。昔風にいえば「花を摘みにいく」というか、まあ、そのー、ウンコなんですけども。ウンコだけどね!結局いっちゃった。で、こちらが用を足していると後ろで袋を持ってかまえている。あれが落ち着かない。用を足すやいなや、そそくさと袋に入れてしまう。

なんなの?持って帰ってどうすんの?家宝にすんの?毎回毎回。
まあ、いいですわ。それで君らの気が済むならね。べつにいらないし。でも、ちょっと落ち着かないんだよなあ。ゆっくり用ぐらい足させてほしい。そーゆーとこ気をつけてほしい。一定の配慮を要求します。

大はいいですわ、べつにね。しかし、小はどうなんだ。我々としてはあれによって縄張りを主張しているわけじゃないですか。いわば仕事である。僕が小をするとですね、君らがすかさずペットボトルに入れた水を尿にかけて臭いを薄めてしまう。

こっちとしては「えええーっ!?」ってなる。「なにしてくれてんじゃー!」ってなる。一応、味方だと思ってんのに。せっかく仕事してんのに、いきなりジャバーですよ。テニスのダブルスの試合してたら、味方のサーブが後頭部に当たった感じですわ。おい!コラーっ!っていいたくなるでしょ?

いやー、ほんと噛んだろかとね。2,3年前ならボッコボコにして表歩けなくしてやるところです。北関東の狂犬と恐れられたあの頃の僕ならねえ。まあ、最近はすっかり丸くなりましたけど。体型とともにね。やかましい。

そんでね、ちょっとまあ最近丸くなったから散歩コースも変わったんですわ。そんであんまり君とも会えなかったんだけど。でも散歩コースが変わった理由って僕のダイエットのためじゃなくて、実は散歩中にすれ違う女の子が目当てらしいということに気付いた。

ほんとねえ、人間のくせにナマイキ!そういうところだけはねえ、ほんとケダモノだからしかたないものの、呆れます。だから、毎回毎回駅の近くまで大回りのルートでほんとしんどい。その子とすれ違うまで歩かされる。もうね、アホほど歩く。天竺より遠いんちゃうか。三蔵法師も面倒になってフテ寝するわボケ。

えっ?なに?もう行くの?ちょ、まだ、話の途中。リードを無理に引くな!オイ!これから口説こうと思ったのに!そういえば美味しいドッグフード見つけたんだけど、今度‥‥こら!無理にリードを引くなって!

そっちの方向は、また?また駅周りコースか?そっちはイヤー!イヤなの!あ、またね!また明日ね!そのときドッグフードの話しようね。

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author:しゅん, category:-, 10:40
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ツイッター 映画「ボーイズ・オン・ザ・ラン」
▼ブログをやめてツイッターにしてもいいのではないか。ちょっとそう思っている。
言いたいことなんてだいたい140字以内に収まる気がする。それに140字に収めようとすることで文章を簡潔にする技術が身に付くかもしれない。ただ、ツイッターをやったなら快適すぎて戻って来られないようで怖い。
ツイッター=戻って来られない。
あの世=戻って来られない。
よって、ツイッター=あの世。
ツイッター怖い!

バカの三段論法をお届けしました。

▼友人A子に薦められた映画を観た。どうやったらこんなにひどい作品になるのだろう。もう脚本の薄っぺらさが尋常ではない。感想を聞かれたが本人は気に入って薦めてくれたのだろうし、けなすのも悪い。だから少し口を濁して答えた。
「好き嫌いがわかれる映画かなあ‥‥」
「うそ!ちゃんと観た?起きてた?あれ、ひどいでしょ?あんなのにお金払ったと思うと悔しくて。自分だけじゃ悔しいから、誰かにこの悔しさを味わってもらおうとしたのにー」

そういう動機で薦めないでください。そんでその作品について罵りあった。もう少しで監督の家に火をつけに行きそうだったが次の日仕事なのでやめた。4000円分ぐらい悪口をいったのでトータルで得をしたのではないか。あの監督の作品はまた是非観たいです。ストレス解消のために。

▼映画「ボーイズ・オン・ザ・ラン」/ 2010年 日本
モテない人間の怨念がこめられた映画だった。三十路前のモテない駄目サラリーマンが主人公。普通はぶざまなやり方を貫き通すと、それはどこかで「かっこいい」に転化する。ぶざまがひるがえる一瞬が快感だったりもするのだけど、この映画はどこまでいってもぶざまなのである。
その痛々しい部分というか男ならどこかに持っているだろうみっともない部分を、顔をつかまれて無理矢理見せられているようで、笑いたくともどこか苦笑まじりになってしまう。

ぶざまで人付き合いが下手でバカ、おまけに性欲の塊というちょっと救いようのない主人公で、それは憎めないのだけど愛おしいとまではいかない。そこまで冷静に客観視もできず、かといって自分と同一視もしたくはない。主人公と自分がそんなに遠く離れていないのだろう。それが苛立ちの原因かもしれない。

映画もけしてハッピーエンドではなく、爽快感はまったくない。ただ、みっともないなりの矜持というか、意地のようなものが感じられる。間違いなく傑作だとは思うものの、正直なところ二度は観たくない傑作だと思う。なにせスッキリしない!

松田龍平演じるエリートサラリーマン青山の嫌なヤツっぷりがすごい。うわべだけの笑顔で本当は何を考えているかまったくわからない。そしてYOUの風俗嬢、もちろん主人公田西を演じた葦田和伸も抜群に良かったです。是非下ネタと心に余裕がある人は観ていただきたいです。もれなく凹みます。

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author:しゅん, category:-, 17:00
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カフェでノートPCを使うオシャレさん
▼スターバックスで打ち合わせ。一緒に仕事を請けているN氏を待っていた。わたしの前の席には30歳ぐらいの女性二人が向かい合って座っている。特に聞く気はないのだけど会話の内容が耳に入ってくる。

女性A:カフェでノートパソコンとかiPadやってる人いるよね。

女性B:いるいる。本当にそんな忙しいのかと。見せびらかしたいだけでしょ。

A:なんか自分に酔ってる感じするよね。「スタバでノートパソコンひろげちゃう俺イケテル!」みたいな。

B:わかるわー、それ。外資とかIT系に多そうな勘違いさんでしょ。

A:家でやれ家で。

B:つか会社でやれよ。

そうなんだよなーと、彼女たちの話を聞くともなしに聞いていたら、待ち合わせの相手のNさんが現われた。

N:あれ、どうしたんすか?ノートPCひざの上に置いて。


わたし:これ?これは‥‥寒いから。

N:なに隠してんすか。

わ:隠してないよ!ここ、寒いから。ノート、膝において暖をとってたの。

N:まあ、いいけど。PC何使ってんですか?

わ:いや、PCの話とかどうでもよくない?

N:え?なんで?前と違うの使ってません?

わ:‥‥ェル。

N:え?なに?

わ:デル!取引先からコレ使ってくれっていわれてんの!

N:なんで切れ気味なんすか。

わ:今日までにどうしてもデータが欲しいっていうから仕事してた。

N:え?‥‥うん、べつに聞いてないけどね。

わ:そうね、聞かれてないな!この店、出るか!

N:は?いや‥‥ここでいいでしょ。俺、まだコーヒー飲み終わってないし。

わ:ここは‥‥いる。

N:なにが?

わ:なにか‥‥よくない霊がいる‥‥ように思う。

N:なんかおかしいキノコでも食べちゃったんすか?何言ってんだかわかんないすけど。

わ:あーもー!いいわー。じゃあ、仕事の話するかー!

N:あ!そうそうこれ買っちゃったんすよ!見てください。ジャーン!iPad!

詰んだというのはこういうことか。iPad出された瞬間、フギャー!てなった。ノートPCとiPadそろっちゃった。ここでそれを出すかー。もう前の席の二人の女性はなんにも話してないんですね。完全にこっちの会話を聞いてるはず。

いたたまれなくなって店を出ようとしたのだけどN氏はまだコーヒーに口をつけていない。どうしようかと思っていたら二人の女性が無言で店を出た。気を遣わせてすまぬ。すまぬー。

あれでしょ、店出たら「今のやつらマジうけるー!」とか言ってんでしょ!違うから!ふだんはカフェでノートPCひろげたりしないから!今日だけなの!ふだんは死んだ魚のような目で、図書館で借りた薄汚い本とか読んでるだけです。薄汚いとかいうな。

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author:しゅん, category:日常, 12:34
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やる気!元気!いわき!
▼唐突ですが、やる気がない。こんなんじゃピンクのスーツも着れない。それはいいけど。
一切のやる気というやる気が奪い去られた。そもそもあんまり在庫もないんですけど。やる気工場から出来立てホヤホヤのやる気をですね、やる気トラックに積み込んで出荷しようとしたんだけど、そのやる気トラックの運転手がドロボウなの。
なのじゃねえよと思います。なにかわいく言ってんだ。

なーんかこう日記を書くような気にもならないし。仕事に邁進するって気にもならん。今「しごと」って入力したら「死後と」って変換されたし。ほら!ほら!キミらのそーゆー態度がやる気をそぐのです!

そもそもなぜやる気が起きないかというと、やらなければいけないことがうっすらとわかっていて、そこから逃げているというのがある。前に何かの本で読んだけど、脳はやり出さないとやる気が発揮されないらしい。なので、気乗りしなくても無理にやってみるのがいい。気乗りしないけど付き合いで遊びに行ったら実は面白かったとか、そういうのあるでしょ。全然好きじゃないけどためしに付き合ってみたら、幼児プレイ好きのただの変態だったとか。
ちょっと何書いてんだかわかんないですけど。
とにかく!まずはやってみることなんだろうなあ。

いや、でも、その最初の一歩がね。乗らないんだよなあ。自分にノルマを課せばいいのだろうか。今日それをやらなかったら目をつぶす、とか。
いや、その極端すぎる。もっとこう普通の罰則にしないと。それとも逆にご褒美をあげるのはどうだ。今日、それをやったなら別荘を買う。
規模がでかい。お金がかかる。

しかもそのやらなきゃいけないことが単なる資格の勉強ってだけなのが困る。ペンを腕に突き刺してでも机に向かいなさいよ。ねー。ウダウダ言ってる場合じゃないんですけどもー。こんなんゆうてる場合ちゃいますけどもー。

また、変な終わり方。

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author:しゅん, category:日常, 03:06
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フグ 映画「ヤング@ハート」感想
▼桜が咲いて、やっと野球も始まった。少し空の色が明るくなった気がする。日の光が柔らかくなり、風も心地良い。外を歩くと心弾む季節だ。とはいえあいつのおかげで心弾むというわけにはいかない。まあ、あいつのことは無視します。無視されるのがもっともこたえるはず。グラグラ揺れてアピールしても無駄だ。

▼ちょっと前に居酒屋でフグ皮のポン酢和えというのを頼んだ。おそらく珍味なのだろうけど、なんだかちょっとフゴフゴした味がした。あのー、ニトリとかのホームセンターで水道の水漏れ箇所に貼るガムみたいなのを売ってるけど、ああいうの?ああいうのにポン酢をつけた味です。食べたことないけど。

で、それを食べた夜に突然背中が痛くなった。運動もしてないのに重度の筋肉痛のような痛みで呼吸をしても背中が痛む。ああ、これはもう駄目なのだろうか。わたしフグの毒で死ぬのだろうか。そう考えて心細くなった。だが夜中だったし面倒なので寝た。

朝までに痛みで何度か目覚めた気がする。そんで朝になったら、まあ痛い。けっこう痛い。これはねえ、どうしたもんだろうねえ。で、フグ毒についてネットで調べると、肝にはあるけど皮にはないらしい。とするとこれはフグ毒ではないのだろう。なんだ。そうか!気のせいだったか!と自分を説得してみたものの、やはり無理だった。痛いので。

そして今に至ります。もうあまり痛まない。あいつにしろ、なんにしろいろいろ無視するにかぎる。

▼映画「ヤング@ハート」 / 2008 米
平均年齢80歳のコーラスグループを追ったドキュメンタリー。いや、これ今年一番の作品じゃないだろうか。お薦めです。2008年のだけどね。

わたしの父が退職後に地域のコミュニケーションサークルのようなところに行った。そこでは足し算や引き算などの簡単な計算や、簡単な折り紙だとか、小学生がやるようなことをやっていたという。ついこの前まで現役だったという自負もあるので、そんなことやってられるかということで一回限りで行かなくなってしまった。

もちろん年齢や能力によりできることとできないことはある。でも、どうも老人(65歳はもう老人とはいえないけど)の可能性を勝手に決めてしまっているような気がする。老人なんだからボケないようにこの程度でいいんじゃないかというような。それはやはりバカにしている。

この作品に出てくる老人は上は92歳までいて、かなり難しい曲に挑戦している。そして厳しい練習に堪え、なんとか課題曲をものにしていく。老人が無力で穏やかで弱々しいなんてことはまったくない。自分の可能性を決めていいのは自分だけなのだろう。したたかでたくましい老人ばかりである。

自分が舞台で倒れたら、舞台の袖まで引き摺って行って、残った人で再び歌い続けてほしいということを言っていた。悲しんで歌うのをやめることが倒れた人の望みではない。歌い続けることが望みということが皆わかっている。実に粋である。恐るべきジイ様とバア様たちのドキュメンタリー。

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author:しゅん, category:日常, 22:33
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映画の感想
▼日記と映画の記事を分けようかと考えていた。映画鑑賞用のブログを別に作ろうかな。
映画についての過去の文を読み返したのだけど興味のない人はつまらないだろうし、それに長い。いろいろなことに触れすぎて論点が定まっていない。同じ事を何度もいっている。などなどありまして嫌になった。なにより面白くない。

いいんです!これは記録だから面白くなくても!べつに面白いことなんて書こうとしてないし!面白いこと書いたら負けだと思ってるし!そんなもの書くぐらいならブログやめてやる!

とまあ、わけのわからない怒り方をしたものの、ようは映画の感想をもっと面白く書けばよいのである。
無理じゃよ。

▼トランスフォーマーリベンジっていうのを観たんですけど、なんかロボットがガッシャンガッシャンいっててシャキーンって変形して悪いヤツをバキバキ!グワーン!ガキーン!で、悪は倒され平和が戻った。そんで主人公とヒロインがイチャイチャして終わり。
しーじーがすごかったです。

もう二度と映画の感想がどうとか偉そうなこと言うなと思いました。

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author:しゅん, category:-, 19:11
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新年度
▼新年度である。
以前の取引先の方から異動を知らせるメールが来ていた。アドレス帳にある取引先に一斉送信したのだろうが、BCCではなくCCで送られているため、送り先のアドレスが全員分見られるようになっている。わりとやりがちなミスである。100名以上のアドレスが記載されている。彼のメールの文末に今までのお礼が書いてあった。

「皆様に教えていただいたこと、それは『感謝の気持ちを忘れない』ということです!」
 
感謝の気持ちでアドレス大量にばら撒いてんだけどなー。異動先での活躍もお祈りしております。いろんな意味で!

▼今お世話になっている会社に新入社員が来た。とても礼儀正しい普通の青年である。噂に聞いていた新入社員像と違う。わたしが想像していたのは次のような人である。

雑用を頼むと「こんなことをするために会社に入ったんじゃありません!」と怒る。
どんなに忙しくても仕事が残っていても終業時刻には退社する。
仕事をしないでネットばかり見ている。
上司が叱ると、翌日その社員の親が怒鳴り込んでくる。
気に入らない仕事を頼むと舌打ちする。

それが正しい新入社員のはず!だってyahoo知恵袋に書いてあったんだもの!
でもまったく普通。本当に普通。お茶を飲んでいたとき彼が「あ、茶柱が立ちました。きっといいことありますよ」と言った。なんでしょう、この和やかな感じは。
桜を題材に一句詠みましょうか。

仕事しましょうか。仕事ですよね。はい。
つまんないのー。暴れたりしないのー?

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author:しゅん, category:日常, 16:12
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エイプリルフール
▼4月バカとか、いいかげん飽きた。
エイプリルフールの起源ですが、中世フランスでは毎年3月25日(受胎告知の日とされる)が新年であり、4月1日には春の祭りが開催されていた。しかし、1564年にシャルル9世が1月1日を新年とする暦を採用した。これに反発した人々が 4月1日を「嘘の新年」としバカ騒ぎをはじめた。
これに激怒したシャルル9世は、町で嘘の新年を祝っていた人々を逮捕し、片っ端から処刑してしまう。(wikipedia)

どうですか、この逸話。4月1日に嘘をつくとどうなるか。殺される。
嘘をついては駄目な日なのです。この日こそ嘘をつかずにまっとうに過ごしてもよいではないか。と、ここまでいってなんですがこの逸話自体が俗説であり真偽は定かではないのだった。

▼エイプリルフールはどうでもよいのである。
4月1日といえば新入社員の入社式である。お世話になっている会社に顔を出したところ、新入社員の自己紹介が始まる少し前だった。
キュートでシャイな女子社員の自己紹介でも聞こうかなと、通報されそうな笑みを浮かべて楽しみにしていたら、以前の仕事で一緒だったヤマモトさんが近寄ってきた。
「ちょっと聞いてくださいよ〜。今年、女子社員の入社ゼロなんですよ〜」
えー、そうなんだー。ふーん‥‥。

せっかく眠い目ゴシゴシして来たのに!今日はそれだけのために来たのに!

いや、それだけのために来てない。ちゃんと仕事しに来たけどさあ。
しかし、ヤマモトさん「エイプリルフールです!だまされました?」と叫ぶなら今ですぞ。今をおいて他にない。
さあ、どうぞ!ふるってどうぞ!

‥‥待ってるんだけど、どうやらウソでもなんでもないらしい。いつも遅刻するときはウソばっかりついてるくせに、こういうときだけ本当なんだよなあ。ヤマモトのやつめ、どうしようもない。
なんだか、ああ、もう今日は‥‥帰る。べつに落ち込んでないけど帰る。家で電灯のヒモ相手にシャドーボクシングしてますわ。一日中。

そんで新入社員の自己紹介が始まったのですが、始まるやいなやそこかしこからキーボードを叩く音が聞こえ始めた。いくら興味がないとはいえ、せめて聞くフリでもしたらどうなんだ。君たちの新しい仲間だというのに。これから一緒に頑張っていこうじゃないか。

新入社員の方々はみな優秀そうで早く一緒に仕事がしたいなと思いました。(棒読み)

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author:しゅん, category:日常, 11:00
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