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- 胎児の見る夢
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2009.09.29 Tuesday▼西氏宅にお邪魔。仕事の紹介を受ける。あまり時間がないので引き受けるかどうか難しいところだが、この時代に仕事を紹介していただけるのはありがたい。悩みどころである。
飲み物がなかったので「ちょっと買ってくるから待ってて。本でも読んでいて」と西氏外出。
本といっても、部屋にはなぜか電車の時刻表の本しかない。時刻表トリックでも考えればよいのか。ここだけの話、犯人はヤスである。
▼元同僚のTさんと久しぶりに話す。彼女は随分前にオメデタで退社した。今はお腹も少し大きくなり、胎児がお腹の中で動くのがわかるという。彼女が寝ようと横になったとたん、動きだすことが多いという。それって、姿勢が変わったことで胎児が目を覚まし、ムズムズ動くのだろうか。
胎児って、そもそも寝ているのか。寝ているときと覚醒しているときがあるのかな。
「きっと寝たり起きたりしてると思う」女の人にそう言われてしまうと、なんだかそれは絶対に正しいように思えた。
僕らが夢を見るときは、それまでに自分が見てきたものが夢に出てくる。それは映像になっている。でも、まだ何も見ていない胎児が見る夢はどんなものなんだろう。夢など見ないのだろうか。
生まれつき眼が見えない人もいるけれど、眼が見えない人の夢は音声だけで構成されているのだろうか。
- 蓄積される膨大な「なんとなく」
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2009.09.26 Saturday
▼カレー
晩にカレーを作成。ヒヨコ豆を入れたら、ジャガイモのようにホクホクして美味しい。
カレーってのは、誰が作ってもそれなりに美味しいからいい。
私もいつかはカレーのような人になりたい。
よく煮込んだカレーのような人になりたい。
何を言っているのか、私にもよくわかりません。
▼蓄積される膨大な「なんとなく」
花火大会に出かければ花火を。
食事に出かければ食事を。
街中で猫を見かければ猫を。
友人は、パチリパチリと携帯カメラで撮っている。
「そんなに撮ってどうするの?」と聞くと「なんとなく撮ってるだけ」という。
そうなんだろう。なんとなく撮っているもののなんと多いことか。
以前は撮る人は、いかにも「撮るぞ」という覚悟があったように思う。
それは、カメラだったり、三脚だったり、カメラを首から下げているという格好だったり、撮るぞ撮るぞのやる気というか。
撮る人と撮らない人の間には、深い深い川が流れていたのです。
気軽に撮れるようになって、なんとなくのものが満ちていく。
webではなく、手で日記を書いていた人は少ないだろうけれど、ブログをなんとなく書いている人は多いと思う。
なんとなく記録されていくものが増えていく。
機械の性能が上がれば、この「なんとなく」も写真からムービーになるのだろうか。
いつかは人の目にナノテクが詰まったカメラを積むことが可能になって、その人が見たもの、聞いたものをデータとして記録できるようになるかもしれない。技術的には可能でも、プライバシー権や情報の保護を考えると法で許されるとは思わないが。
仮にそうなれば、私が見たもの感じたものを、私の孫の世代にでもなれば擬似体験できるかもしれない。人のデータだけでなく、野良猫や、鳥、鯨、あらゆる一生を。
そんなデータが売り買いされる時代が来るかもしれない。
- ドアラ
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2009.09.24 Thursday▼ブログの文字サイズを12pxから14pxへ変更。やはり14pxはいい。12pxとは違うなあ。読みやすいったら、ありゃしない。気に入りました。文章自体はあいかわらず読みづらい。
▼巨人優勝
私のこよなく愛する中日ドラゴンズが3連敗し、今年の巨人優勝が決まった。ゲーム差そのものが開いていたので、優勝は間違いなかっただろうけれど。それにしても今年の巨人は強かった。
中日もいいところまではいったが、川井の離脱、ブランコの不調、そして藤井の故障を埋める選手がいなかった。小池、井上、英智、イ・ビョンギュ、野本、ここらへんの打率がなあ。誰一人2割5分打ててないのが痛い。 あと、森野のリーグ最多エラーはどうしたことだ。暴投が多すぎる。
そして、エラー後に落合監督をカメラが捉えるのだが完全なる無表情。怖すぎる。と、まあ、野球に興味のない方にはなんのことやらだと思いますが。
それにしてもマスコットのドアラの暴れっぷりたるや悪魔的である。かつて、ここまで傍若無人に振る舞ったマスコットはいただろうか。やりたい放題である。
ジャイアンツの優勝が決まり、試合後、グラウンドに向かって深々とおじぎをする立浪選手が印象的だった。今年で引退ですが、今までご苦労様でした。子どもの頃から大好きな選手でした。ありがとうございました。
▼話題が変わってないのだが、中日×巨人戦。巨人4点リードで、中日谷繁選手のスリーランホームランが出てスコアが4−3の1点差になった。直後、実況のアナウンサー、解説の山本浩二、江川卓、三人が口々に「さあ、わからなくなってまいりました」と言ったのが面白かった。
結局、それ、最初から何もわかってなかったのではないか。野球の決まり文句といえばそれまでだが、あのヘンテコな表現がねえ。まあ、好きなんだけども。
▼「人はパンのみに生きるにあらず」
ちょっと調べ物をしていて、yahoo知恵袋に行き当たった。
質問者の質問が良かった。
「人はパンのみに生きるにあらず、とは、食事 を我慢せよ という教 えですか。」
なにその斬新な解釈。
- 偏頭痛 キングオブコント2009
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2009.09.23 Wednesday▼頭痛である。ひと月半おきぐらいに痛くなる。
ネットが普及して何が変わったかといえば、些細なことでもすぐ調べるようになった。
調べると、たいてい重病決定な感じで落ち込む。
「頭痛」をwikipediaで調べると、「致命的疾患」「症候学上非常に重要な症状」など書いており、なんだか、もうこれはよろしくない病気の前兆ではないかという気がする。
読み進めていくうちに以下のような病気の可能性もあると書いてある。
「脳出血」「クモ膜下出血」「髄膜炎」「硬膜動静脈瘻」
最後のものは「こうまくどうじょうみゃくろう」と読む。これは字面からして怖い。なにせ最後の漢字が読めない。
ちょうど仕事関係で西氏から電話があったので頭痛について話した。
私「あのね、頭痛がひどいんですよ」
西「あーそー。大変だねえ(興味薄い)」
私「今、wiki見てたんですが、これひょっとしてこーまくどーじょーみゃくろーかもしれません」
西「あん?(面倒くさそう。早く電話切ってドラクエをやりたい)」
私「こーまくどーじょーみゃくろー(憶えたので嬉しい)」
西「それ、どーゆー病気?」
私「膜が硬くなって‥‥動脈がいろいろと恐ろしいことに‥‥」
西「それ、動脈硬化じゃないの?」
私「いえ、こーまくどーじょーみゃくろーです」
西「それ、大変なの?」
私「大変ですよ。漢字六文字だし、これは凶悪」
西 (黙って電話切った)
ちょっと遊んでほしかっただけじゃないか。
誰にも相手にしてもらえません。
秋、人恋しくなります。
なに、この終わり方。
▼キングオブコント2009
朝から楽しみにしていたキングオブコント。
東京03、サンドウィッチマンが良かったのはもちろんだが、モンスターエンジンの落武者の面白かったなあ。
- 和代の夢
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2009.09.17 Thursday▼夢を見た。
夢だけに、どういった経緯かわからないが、経済評論家の勝間和代さんのwebサイトを僕が作ることになった。
彼女のオフィスで打ち合わせをしている。
サイトに使う写真を選んでいるのだが、突然、勝間さんが「私って、メグ・ライアンに似てるよね?ね?ね?」と聞いてくる。
そしてサイトのプロフィール写真に勝間さんではなく、メグ・ライアンを使おうとする。
僕は、それはまずいと思い、慌てて「岸谷五郎に似てると思います!」といってしまう。
それを聞いた勝間さんは「テメー!勝手なこと言ってんじゃねえよ!」と胸倉をつかんで、怒り出すという夢だった。えらく怒られたのだった。
夢から覚めた後、ケラケラ笑ってしまった。
勝間先生には、ノーギャラでご出演いただきありがとうございます。
あと、岸谷五郎にはべつに似てないと思う。
▼過去問が絶望的にできていなかったので焦る。試験は11月。目と鼻の先である。
こりゃー、バイトで仕事引き受けてる場合ではない。
アニメの「AIR」を観ている場合ではない。
全話観ている場合でもない。
これから特別編と劇場版を観ようとしている場合でもない。
- うまくいく 楊貴妃
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2009.09.10 Thursday
▼会社から連絡が来なくなって数日がたつ。紆余曲折あったが、きっとうまくいっているのだろう。良かった。
うまくいかないときは苦しくてバタバタもがいて、そこで苦労したおかげでうまくいっている今がある。
だとすると、うまくいっている今、油断して怠けたならば将来失敗してしまう原因を作ることになるのかもしれない。
油断せずに何事も精進が肝心である、などと書けば60歳の日記。
▼友人A子が献血している。月に一、二回は行っているそうである。本当かどうかはわからないけれど、血を抜くのが美容にいいらしい。
美容のためなら血を抜くという根性が恐ろしい。男にここまでの根性がないことは保証する。
その昔、楊貴妃が美容のために真珠の粉を飲んでいたというのを聞いた覚えがある。
その真珠を採りに行くために臣下が命がけの旅をする。道中、山賊もいるし、険しくて危険な山道も通らねばならない。人里離れたところで病気になれば助かる保障はない。
美しくなるためなら、オマエ死んでこいというわけである。
献血というなら害はないが、これが例えばカラスの目玉が美容にいいということになったら、カラスの目玉をえぐりまくるに違いない。
女の人はそれぐらい平気でやる。鼻歌混じりでやるのです。恐ろしい。
- 余暇出社
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2009.09.04 Friday▼久々出社。新しい業務担当者に業務の引継ぎ。早く「アイツ、もういらない」と言ってくれる日が来ないだろうか。わたしがこの業務担当者の立場だったら、きっと意地を張って「もう一人で大丈夫だと思います」と、大丈夫でもないのに言ってしまうかもしれない。そんでミスる。
▼過去、社に所属していた元社員二人からほぼ同時にメールが来た。件名がどちらも「まだ、つぶれないの?」だったから驚いた。双子のようなシンクロ率。双子に呪われているこの会社。こりゃ、近々潰れる。
▼で、まだ潰れてない会社であれやこれや。元上司二人がいたので久々に談笑。楽し。
二人は、仕事の話を始めたので、すごすご退却。誰も遊んでくれない。ヒマである。ヒマー。
▼新しく中国人の女性社員が入っていたので話し相手になってもらう。本当のところは仕事の話なんてどうでもよくて、中国の面白話を聞きたかったのに、職場というのは仕事の話をしていなければ片身が狭い。パンダの話が聞きたいんだ、私は。
今まで入社してきた外国人はだいたい有能だ。そもそも他国で働こうというのだから志も高いし、能力も高い人が多い。少なくとも2カ国語を話せる時点で、僕などはもう負けている。
以前、英語で自己紹介しなければならない場面があった。
「マイ ネーム イズ ‥‥」だけいってみたものの、その後は、全部日本語でしゃべってしまった。ちょっとふざけて英語で名前を言ってみた感じになった。真剣だったのに。ああ、いったい大学までの英語教育はなんだったのか。
▼帰りに電車の中で、今の業務担当者からメールが届いた。今日、僕が話していた中国人の新入社員の悪口だった。私や元上司が彼女のことを褒めすぎたので、おもしろくなかったのかもしれない。とはいえ、残念な気分になった。
いくら日本語が上手でPCスキルが高いとはいえ、言葉や文化のハンデはある。違う国で頑張ろうとしている人間を応援してやろうという気はないのか。その業務担当者は早々とあがってしまい、彼女は夜10時近くまで管理画面と格闘していた。「仕事を早くおぼえないと迷惑になりますから」と遅くまで頑張っていた。
帰り道、彼女は「私は中国人だから、日本の会社に入ったらいじめられると思ってました」と言うので驚いた。これが彼女だけの感覚なのか、それとも日本で働く多くの中国人にも、そういう感覚があるのだろうか。
マスコミを通じて多くの負の情報がやり取りされて、実際は会ったこともないのにお互いを嫌いあっているように見える。実際に、自分が嫌な目に遭ったうえで「あいつが嫌い」というのはいい。情報が先行して、中国人という像を嫌いになっているように見える。嫌いという人にジャッキー・チェンやブルース・リーが嫌いか聞くと、そういうことはないんだよなあ。
二国間の歴史に不幸な面があったのも確かである。ただ、会社に来ている中国人は責任感が強くて仕事熱心な人が多くて、今まで嫌な人に会ったことはない。それで十分だと思う。
性格が悪い日本人より、性格がいい中国人のほうがいいに決まっている。突き詰めていけば人種も消えて、結局は個人に行き着くだけの話だろうけれど。
人種や家柄、学歴を気にしすぎる人はどこにでもいる。いろんな本を読み、映画を観て、育ってきたと思うのだけど、そこから何も学ばなかったのだろうか。映画や漫画で人種差別をするヒーローがいるだろうか。