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インスタ映え

▼しばらく涼しかったと思えば、またしても暑い日。最近よく「インスタ映え」という言葉を耳にする。こういう言葉を衒いなく使えるかどうかが、友達になれるかどうかの境目といえる気もする。流行語大賞になるかもしれない。「インスタ映え」をメモして家を出た。

 

帰り道、狭い通りで後ろから来た猛スピードの車にはねられかけた。ゾッとする。べつに一撃で死ぬのならかまわない。だがですよ、このまま死んだら、わたしの机の上のメモ「インスタ映え」が遺言として扱われてしまう。それだけは避けたい。「生前、故人はよくこう言ってました『インスタ映えする写真が撮りたい』と。今日はみなさん、是非『いいね!』をたくさん押してあげてください」

 

死んでも死にきれん。死んだとき「いいね!」を押されると「死んでよかったね!」となるような。死後、このような辱しめを受けないため前後左右を確認しつつ帰宅した。まだここで死ぬわけにはいかない。「インスタ映え」のメモを破棄して安堵。

 

 

 

▼プロ野球のオールスター戦をまったく観なくなった。なぜかといえば、セパ交流戦が導入されたのが大きい。オールスターを待たなくてもシーズン中に対決が観られてしまう。もはや年に一度の夢の対決というイメージはない。それと、以前は選手同士も仲が良いなんてことはなくギスギスした雰囲気があった。特にパ・リーグの選手はやさぐれており独特の怖さがあった。野次られようものなら、客に怒鳴り返していた。人気ではセ・リーグだが実力ではパ・リーグのほうが勝っているという妬みのようなものを感じて、それも良かったのだ。

 

やっぱり、嘘でもいいからちょっと揉めているほうが面白いというのはある。今の選手は選手同士の関係も良い。それは人間として洗練されてきているからすばらしいことなのだ。だが、揉めてほしい。無茶なことを言うようだが揉めていてほしい。盛り上がる要素として自然な対立があればいいんじゃないか。


オールスターではセパというリーグの対決ではなく、世代(30歳未満と30歳以上)にすれば盛り上がるんじゃないかなあ。若い奴には負けられんというおじさんの意地と、普段大きい顔をしているジジイを叩き潰すという若者の対決。これは盛り上がるはず。人は自分の所属するグループとの対決に、異常なまでの情熱や執着を持つ。

 

クラスや学年別で競う運動会に始まって、学歴、会社、職業、出身地、性別、所得、容姿、年齢、家柄、人種、国家。さまざまな対立がある。オリンピックは国家間の平和的な対決である。一番盛り上がり誰にも制御できなくなるのが戦争なのだろう。優秀なイベントプロデューサーや政治家などは、人間の本性を利用して群衆を操ることに長けている。

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author:しゅん, category:日常, 18:38
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