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違いがわかる男

▼コーヒーに砂糖を入れなくなってから一週間ほどたつ。ブラックで飲んでいる。砂糖の危険性をうったえた映画『砂糖の甘くない話』を観て感化された。単純。以前は一日三杯、砂糖とミルクをたっぷり入れたコーヒーを飲んでいた。砂糖を入れなくなったからといって何か変わったわけではない。以前もそれほど摂ってなかったから、体調に影響があるわけじゃないのかな。とはいえ、しばらくは止めてみるつもり。

 

 

しかしですよ、さびしいのだ。砂糖がないととてもさびしい。今まで私はコーヒーを飲んでいたのではなく、砂糖とクリームを飲んでいたのかもしれない。では、今飲んでいるブラックコーヒーとは何か。土である。土をお湯に溶いたものとそんな変わらない。あああああああ! 砂糖‥‥砂糖が摂りたい! 血管に注射したい! これはもしや、中毒?

 

ブラックで飲んでいるから、少しはコーヒー本来の味がわかるようになったのだろうか。コーヒー豆の専門店で買い物をすると、店員さんが試飲を勧めてくれる場合がある。今まではブラックが苦手で、小さなコップを渡され「お試しください」と言われても、ありがた迷惑だった。なにせ、あの小さなところに砂糖もクリームも入れられない。コーヒーの味などわかっちゃいない。私はお湯に砂糖とクリームを溶かして飲んでいればいいのだ。

 

せっかく持ってきてくれたので「爽やかな口当たりですね」などと言ってみるも、そもそもブラックを飲めないわけで「にがー」としか思わない。だが、店員さんはコイツはコーヒーにうるさい奴と思ったのか、別のコーヒーも入れてくれて「こちらもどうぞ」などと渡してくることがある。私は私でコイツに舐められてはいけないという小市民意識を発揮し「さっきのより、コクがあってまろやかですね」と聞いたふうなことを言ってみるものの「にがー」としか思ってない。さっきのより「にがー」としか言えない。たぶん土をお湯に溶いたのを渡しても同じ反応をする。舌が小学三年生なので。

 

だが、私もブラックを一週間ほど飲み続け、違いがわかる男になった。店員に違いがわかるところを見せつけようじゃないのと、コーヒー店に立ち寄った。ちょっと動機がおかしいが。コーヒー豆の棚のところをウロウロしていたが一向に試飲を持ってこない。おかしいなと思っていたら「コロナのため試飲の提供は中止しております」とある。そうなのか。でも、試飲中止ってそんなに関係あるのかなあ。飲むの、一瞬ですけどね、飲んで「にがー」ってなるだけだから、こっちは。

 

飲めなかった。コーヒー店からの帰りに芝生があるので、土を掘り返して飲んでりゃいいんだと思います。なにせ私は違いがわかる男。コーヒーと土の違いがわかる男。

 

 

▼映画の感想『サリュート7』を書きました。ソビエト時代、実際に起きた宇宙ステーション サリュート7号の事故を映画化。ゲームウォッチなども出てきて懐かしいですね。ハリウッド映画のような作りに驚きました。面白かったです。

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author:しゅん, category:日常, 17:32
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幽霊衣服問題

▼お盆が始まる。夏本番の厳しい暑さ。「夏は暑さを楽しみ、冬はその寒さを楽しむ」みたいなことが『日日是好日』(にちにちこれこうじつ)という映画で語られていた。たしかにそのとおり。風流である。ほほほ‥‥でも、程度ってもんがあろうよ。36度ってなんじゃーい! ということでクーラーを使う。35度越えれば風流とか無理。風流も息絶える暑さ。

 

しかし、昔に比べると暑さへの耐性がなくなったように感じる。子供の頃は日当たりのよい団地に住んでいた。私の部屋は南に面しており、夏は蒸し焼きになるような暑さ。クーラーは居間だけにあり、ベランダに置かれた室外機からうだるような熱風が部屋に入り込んできた。親は容赦なくクーラーを使用していた。虐待。

 

そんな状況でもプライバシーを守るため、部屋はピッチリと閉め切られていた。プライバシーというか、ゲームやっているのを観られたくなかっただけですけどー。部屋には温度計があったが、夏の室温はしばしば37度を超えていた。下手すれば熱中症にもなりかねない。だが、夏バテしたとか、体調を崩したという記憶がまったくない。『がんばれゴエモンからくり道中』とか、命をかけてまでやるゲームではないんだけどな。あの厳しい夏の日々を乗り越えて、今の私がある。粗大ゴミとしての矜持を持って生きていく。

 

 

 

▼コメントがついた日は、嬉しさのあまり、赤飯を炊いて舞をひとさし舞っている。コメントをくれた人はウィキペディアに聖人として登録していく。ありがとうございます。

 

 

 

▼夏ということで怪談をいくつか聞く。ふーむ。

 

前から幽霊についての疑問で「服を着ている」ということがある。人が霊になるというのはまあよいとして、服も霊になるのだな。あれはどういったルールなのだろう。体に接触していたものは霊になれるのか。携帯電話、財布、鍵などは霊にならない気がする。横たわって死んでしまったとき、枕とか、かけていた毛布とか、寝ていたベッドは霊にならないけれど、服だけがきちんと霊になる。「これは寝具だからダメ! これは服だからよし!」など、誰がどうやって判定しているのか。地獄に判定員がいるのか。鬼に判定できそうもないけどな、頭悪そうだし。

 

メガネをかけている人は寝ているときは外すし、カツラをつけている人も外す。するとですよ、寝たまま死んでしまうとメガネもカツラも外れたまま霊になってしまう。死後、知人の前に化けて出ても「誰?」ということになりはしないか。メイクが濃い人は大丈夫なのか。私が心配してもしょうがないが。霊はメガネがなくても目が見えるのかな。悪霊になっても「メガネ、メガネ」とやっていると、あまり怖くない気がする。そんなことで今後やっていけるのか。

 

服を着ているのは映画や芝居になった際、いろいろと問題が生じるという都合なのかなあ。全裸だと18禁になってしまう。そもそも霊などいないといえば、身も蓋もない話ですけど。

 

 

 

▼映画の感想『砂糖の甘くない話』『孤独なふりした世界で』を書きました。『砂糖の甘くない話』は砂糖を摂り続けたらどうなるか検証したドキュメンタリー。これ観ると、甘い物が食べられなくなります。特にジュース。『孤独なふりした世界で』は、一風かわったポスト・アポカリプスもの。誰もいない世界をのんびりと過ごしています。しみじみ。

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author:しゅん, category:日常, 22:07
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自粛

▼カツオのたたき、イカソーメン、水タコの刺身。お造りの美味しい季節になった。ほほほ。カツオのたたきは10年ぶりぐらいに食べた。水タコ美味し。

 

 

 

▼新垣結衣、星野源の『逃げるが恥だが役に立つ』がAmazonプライムに入ったので観る。これが噂の逃げ恥か。人より5年遅れたところで生きている。星野源はIT企業に勤めるシステムエンジニアの役。営業がそれまでの仕様をくつがえして案件を受注してしまい、ソフトの作り直しが決定。でも納期は変わらずに徹夜続きのデスマーチが始まるという場面を観て動悸がした。業界あるあるとはいえ、あまりに恐ろしいので観るのをやめた。物語の本筋には関係なくて、え、そこ? という場面ですけども。ガッキーが就職面接全滅という設定も信じられない。ガッキーなら何社か受ければうかるわ。白目むいてヨダレ垂らしながらでもうかるし、煙草ふかしながらでもうかる。

 

一人で恋ダンスを練習していたら夜中の2時を越えた。

 

 

 

▼覚醒剤取締法違反と医薬品医療機器法違反で起訴された歌手の槇原敬之さんに執行猶予がついたニュースを見る(中日スポーツ)。

 

ご心配ご迷惑をおかけしたので活動自粛という、このパターン本当に多いな。そもそも周りの人以外、ご心配もご迷惑もないのは毎度のこと。ファンや世間のためを考えるなら、YouTubeで配信をして収益を寄附するとか、麻薬を断ってきちんと活動している元気な姿を見せるとか、そちらではないか。才能があるのだから曲を発表し続ければいいのに。才能がある人間が自粛して、むざむざ時間を空費するというのは実にもったいないし、惜しいのだ。SNSを見ると「自粛しろ」と書いている人もおり、感じ方は人さまざまなのだな。

 

友人がアルコール依存症で禁酒をしているけれど、暇になると飲みたくなるらしく、よく話をしている。暇にしないというのも、立ち直る一つの方法に思える。だとすれば、なおさら自粛なんてせずに精力的に活動して麻薬を断っていくほうが良いはず。マッキ―には曲を書いてほしい。

 

そういえば、麻薬でピエール瀧がつかまり、執行猶予が決定したときの石野卓球は愉快だったなあ。ツイッターで「えー!? 死刑じゃないの?」ってつぶやいていた。迷惑もかけられ、心配もした人だろうけど。あのようにありたいもの。

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author:しゅん, category:日常, 09:27
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ヘッドバンギング

▼プレミアムフライデーも終わり8月に。

 

長引いた梅雨も明け、ついに夏本番、俺の季節がやってきた。薫る潮風、焼けつくような砂浜、サーフボードにワックスを塗り、去年乗りこなしたあの大波を思い出す。海辺ではしゃぐマーメイドたち。マーメイドて。あまりの寒さに室温5度ぐらい下がったわ。そんな情景には、まったく縁のない人生を送ってきました。サーフボードというよりビート版、湘南というより近所の市民プール。そんな人生だった。

 

朝は寝ぼけまなこで再放送の『タッチ』か『キャプテン』を観て、昼には『いいとも』から『ごきげんよう』を流し観しつつご飯を食べる。午後1時半からのドロドロした昼ドラを観ていると友達から電話がかかってきて遊びにいく。まったく彩りのない夏休みを送っておりましたね。もっと、こう、何かないのかな。ないのです。

 

 

 

▼元大関 照ノ富士の復活優勝を観る。ケガに苦しみ、序二段まで落ちた人が辞めずに復活を果たす。映画のようなことがたまに起きるのだから面白い。前日、正代に負けたときは、やはり厳しいかと思ったが、同じ部屋の小兵力士である照強が大関 朝乃山の足をとって勝つという番狂わせがあった。この援護射撃で照ノ富士はまた単独首位に戻った。本当にドラマチックな展開だった。

 

照ノ富士の師匠である伊勢ケ浜親方は、とにかく顔が怖いんですよ。審判席に座っているとき、力士が「待った」をすると、ものすごい顔でその力士をにらみつけるのだ。力士のほうも、お客さんに頭を下げるのが本当だと思うが、真っ先に伊勢ケ浜親方に頭を下げてしまうという迫力。「伊勢ケ浜親方」で検索すると、サジェストに「怖い」って出るからな。怒ったときは、殺し屋の目をしている。

 

今日の優勝が決まる一番、照ノ富士が御嶽海のまわしをとり、力強く寄り切ったときは思わず声が出た。照ノ富士の優勝を見届けた伊勢ケ浜親方が、通路の奥でそっと涙をぬぐう場面があった。本当に良かったなあ。大関にまでなった人が下からやり直すのは、余人にはわからぬ苦労があるのだろう。すばらしいこと。

 

 

 

▼打ち合わせに行くと、ギターが趣味のM君がいた。やたらとふざけてくる人だ。雑談になったとき、M君は「〇〇(取引先)のSさん、マイクロソフトからヘッドハンティングされたらしいですよ」と、激しく頭を振ってみせた。ヘッドバンギングとヘッドハンティングをかけたくだらない冗談だが、全力でエアギターをかき鳴らしながら頭を振るM君はちょっと面白かった。面白かったのが悔しく、つい「そうなんだ」とつれない返事をしてしまった。

 

M君はそれからもめげることなく「ヘッドハンティングって憧れますよねえ。一度されてみたいですよ」と、めげずにヘッドバンギングを繰り返す。私も明るく「それ、ヘッドバンギングやないかーい」などと言えたらいいものの、最初に素通りしてしまったきまり悪さも手伝い、素直になれない。M君はひたすらヘッドバンギングをくり返しつつ、私は一切それに触れないまま時間が過ぎた。

 

M君が疲れたように「もう‥‥いいじゃないすか‥‥。そろそろ言いましょうよ」と言った。M君は何か言うたびにヘッドバンギングをくり返していたので、首が限界だったのだろう。お互い着陸地点が見えなかった。そのとき、扉が開いて隣席のTさんが入ってきた。M君は、再び「Sさん、ヘッドハンティングされたらしいですよ」と、全力でエアギターと首振りをした。Tさんにつっこんでもらえば成仏できる、そんなM君の心の叫びが聴こえるようだった。Tさんは、M君のヘッドバンギングを見ると「チッ」と舌打ちして部屋を出て行った。反抗期の娘が父親に向けるような情け容赦のない視線だった。M君は打ちひしがれていた。舌打ちはいかん。寿命が縮む。

 

以上のように、先週は特に何もない一週間でした。あと、M君の会社はコロナの影響から8月で閉じるそうなので、今月中のヘッドハンティングお待ちしていますとのこと。大変だあ。

 

 

 

▼映画の感想『孤狼の血』を書きました。エログロバイオレンスでした。こってりしたのお好きな方には。

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author:しゅん, category:日常, 21:42
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散歩

▼頂き物のブルーベリー。熊本産だとか。普通に食べるとそれほどでもないものの、ヨーグルトに入れると程よい酸味で美味しさが増す。これは良い物を頂いた。ほほほ。

 

 

 

▼食料が尽きかけたので買い物へ。痛風の左膝関節痛の治り具合は8割程度。自宅から100メートルほど歩いたところで(こりゃ無理だ)と気づいたが、戻るのも面倒だったので惰性でゴー。暑い中、マスクは息苦しい。

 

途中、懐かしい遊歩道を通る。友人夫婦の子ター坊と歩いた道。「遠回りだけど、こっちから行こう」と誘われた。ピザ屋があるのだ。ピザのチーズの香りをかぐと嬉しくなるのだとか。ピザを買うわけではなく、店の前を通り過ぎるだけ。安上りな子だった。本当にいい子だった。あんなことになるまでは‥‥。

 

特筆すべきエピソードもなく、今も普通に元気。良いこと。

 

スーパーからの帰り道、膝裏が爆発するかと思ったが裏道を通ったのでタクシーにも乗れなかった。帰りつく頃には、痛すぎて頭がバグったのか何も感じなくなっていた。無の境地。血行が良くなって痛みが薄れたのかもしれぬ。段差の苦労など、膝が痛い人の苦しみが少しわかった。今、私は膝の痛みを持つ人に優しい。期間限定で優しい。膝の痛みを忘れても、この気持ちを忘れたくないもの。自分が治ると、すぐ忘れてしまうのだな。いろいろ寄って5キロの行程。いきなり5キロは無茶だった。

 

 

 

▼radikoで無料で聴ける放送大学の講義が面白くて、たまに聴いている。流しておくだけでも、けっこう面白いのはあるし、興味をもったらちゃんと聴いてみるといいかも。特に歴史とかは聴きやすいのでいいですね。今は石丸昌彦教授の『精神疾患とその治療』を聴いている。石丸教授、声がいいんだなあ。喋り方にも知性を感じる。私もあのようにしゃべりたい。ゲームをやっているときは、たいてい何かの講義を流している。罰当たりかもしれない。

 

3回目はプラセボ効果や薬の効き方についてとりあげていた。プラセボ効果とは効き目のある成分が入っていない偽薬(プラセボ)を患者が飲んでも、患者自身の思い込みによって効果が生じることで、その効果には良いものと悪いもの(副作用)がある。人の体は不思議なもので、気の持ちようで薬の効き方が変わってくるのが面白い。医者の世界には「効くと思って飲んだ薬は効く」という言葉があるそうで。鬱病は、家族や配偶者の態度によって薬の効き方が大きく違ってくるという。家族側に理解しようとか、治そうという協力的態度があるほどいいようです。気持ちというのは馬鹿にならない。

 

で、新薬開発について、いかにプラセボ効果を除去して効果測定をするかという話。まず、薬を飲む対象者を2つのグループ、服薬分、非服薬分に分類する。服薬分には新薬、非服薬分には偽薬を飲ませる。偽薬は新薬と同じ見た目、味、量で判別不可能なものを作る。もちろん偽薬には何の薬効もない。被験者に薬を渡す担当者にも、どちらが新薬でどちらが偽薬かは伝えない。新しい薬が効いてほしいとか、そういう気持ちが伝わらないようにするため、徹底的に情報を制限する。そこまで注意して試験を行い、データを統計学的に分析して有意差が生じたとき、はじめて薬が効いたとなるそうである。

 

病は気からというのは馬鹿にならないもので、プラセボ効果を排除するためにこうした工夫をして薬を開発しているのだなと頭が下がる。逆に考えると、多少の不調なら気持ちでなんとかできることもあるのかもしれない。ドラマなどで鬼上司が「たるんでるから風邪なんてかかるんだ!」と滅茶苦茶なことを言う場面があるが、あれも一面では真理を突いていたのかも。罹患しても、本人の治癒力で治していたのかもしれない。こういう講義がいつでも無料で聴けるとは、ありがたい世の中。ほほほ。

 

 

 

▼映画の感想『うさぎドロップ』を書きました。一人親の育児を描いたアニメ。日常系かと思いきや、いろいろなメッセージが盛り込まれ、やや重たげな仕上がり。

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author:しゅん, category:日常, 23:00
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加速する世界

▼なぜか4連休だった。よしよし。よくわからないままに4日休む。海の日の他に何かあっただろうか。調べてみると10月にあった祝日、体育の日の名前が変わってスポーツの日になったとか。なるほどー。今年はオリンピック開催年だったので、特例として今年だけ祝日を移動させて7月にもってきたのだとか。コロナがなければ今頃はオリンピックだったのか。この4連休で得たのは、スポーツの日の知識のみ。あと、なんもしてない。スポーツもしてない。

 

スポーツといえばメジャーリーグがついに開幕した。ほほほ。大谷選手の活躍をみる。エンゼルスは中継ぎが打ち込まれ、打線は決定力不足が目立つ。これは今年も‥‥。コロナの影響で、今年は特別ルールらしい。初戦からさっそく延長戦に突入。日本の場合は延長10回で引き分けになる。アメリカの場合は、延長10回からはセカンドにランナーをおいての開始となる。引き分けにはしない。意地でも勝負をつけようとするところにアメリカらしさを感じる。

 

 

 

▼オンラインゲームの運営をしている知人と話す。サービスを開始したもののユーザーから叩かれて苦しんでいるとか。いまだかつて叩かれない運営があったでしょうか。ない。ほぼ間違いなく叩かれる。ユーザーからの「早くサービス終了しろ。死ね」が「おはようございます」と聞こえるようになってからが真の運営である、というか病気。優しい世界に行きたい。

 

特に評判が悪いのがチュートリアルの部分で、ストーリーをスキップさせずにじっくり読ませる作りになっているとか。それは叩かれる。作り手の気持ちとして、苦労した部分、こだわって作った部分を飛ばしてほしくないのはわかる。だけど、今までプレイしたオンラインゲームでストーリーが良かったなど皆無なんだよなあ。そりゃ飛ばしたくなる。子供の頃は、読み飛ばせないゲームが今よりも多くて、イライラしながらもやっていた。当時は無料のゲームなどはなく我慢して遊ぶしかなかった。無駄に鍛えられた忍耐力。

 

ちょっと前に、インターネット白書の音楽についてのツイートが話題になった。「1980年代まで曲の前奏が平均20秒、2019年には平均5秒まで短縮。サブスクリプションだと5秒程度で25%が離脱、30秒で更に34%が離脱する」というもの。頭の5秒で曲を判断されるので作り手は頭にサビをもってくるしかない。ユーザーは我慢して聴いてなどくれない。動画投稿サービスのTiktokは1分以内の動画だし、ツイッターも140文字。余計なものは削ぎ落され、効率化し、さらに短くなっていくのだろう。ツイッターは140字だが、俳句は五・七・五の17文字で伝えていた。まだ123文字も削れる。最先端は江戸。江戸に戻るしかない。私もこの長ったらしいブログはやめて江戸の世界に行く。ますますおじいちゃん化がとまらない。

 

短くなったり、速くなったりすることには逆らえないし、素直に歓迎すべきことかもしれない。ただ、長い物や複雑な物についての理解力、我慢する力は損なわれているようにも感じる。「要するにどうなの?」と結論を急いでしまう。要するにどうだと一言で答えられるのは難しい問題ではないわけで、一言では言えない難しさ、複雑さを受け止める力も育てていかなければならないと思います。どした急に。

 

 

 

▼以前に観たSFドラマ『アップロード』ですが、とても面白かったもののよくわからない部分がある。

 

 

2033年の世界では富裕層は仮想世界に自分の意識をアップロードすることができる。死にかけている人間を特殊な機械にかけて、頭ごと吹っ飛ばすというなかなか過激な方法。体は死んでしまうが、意識は仮想世界に転送されるというもの。転送された「私」は過去の記憶もあるし、容姿も生前のものが再現され、たしかに私である。

 

しかし、オリジナルの肉体を持った私は現世では死亡している。もう、私は何も感じることはないし、意識は失われているのではないか。仮想世界にいるのは、私の記憶と性格を再現した私であるものの、それは私とはまったく別の人物なのではないかしら。莫大なお金をかけてアップロードしたところで、現世で頭をバーンと吹っ飛ばされたところで私の人生は終わったと思うのだけど。私の精密なコピーを残したところで、私は何も楽しくないと思うのだけどなあ。意識ないんだから。

 

そこのところをまったく説明せずに物語が進んでしまうので釈然としませんが面白いのです。

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author:しゅん, category:日常, 23:09
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時間移動

▼痛風の関節炎はもうだいぶ良くなった。だが以前と違うのは、なかなか100%の状態には戻らないこと。80%のまま長引いている。こ、これが40代の体‥‥。おののく。まだ今は治っているからいいものの、歳を重ねればだんだんと治る速度が遅くなり、やがては‥‥ひいいい。なぜ、立ち上がりからそんな嫌なことを書きますか。

 

ニュースを観ていると、ここ何カ月でだいぶアメリカへの印象が変わったように思う。思った以上に利己的な人が多い。同時多発テロ、リーマンショックでだいぶイメージが変化したアメリカだが、コロナによっても世界からアメリカを見る目に変化がありそう。各国も付き合い方を変えてくるのではないか。いよいよ、あかん国として扱われそう。周りでもアメリカ人を侮る人が増えた。ふうむ。

 

そうかと思えばニューヨークではCommunity fridge(コミュニティ冷蔵庫)が流行り出したというニュース。誰もが利用可能な無料の共同冷蔵庫で、捨てるのがもったいない人や生活に余裕がある人が食料を入れておく。生活に困窮した人はそこから食料を受け取ることができる。利己的な人が多いと成立しない仕組みだけど、アメリカで機能しているのも面白い。今度、どうなるかはわからないけど。こういう仕組みはお互いが顔見知りというごく限られた地域内ならば成立するのかもしれない。日本でやってみても良さそうな仕組みですね。アメリカでは良いことも悪いこともたくさん起きる感じがある。

 

 

 

▼タイムトラベルをする映画『ハッピー・デス・デイ』の感想を書いた。タイムトラベル映画は大きなハズレは少ない。元の設定が面白いせいか、どんなものでもそこそこ面白い印象。

 

名作も多い。『プリデスティネーション』『涼宮ハルヒの喪失』『ミッション:8ミニッツ』『オール・ユー・ニード・イズ・キル』『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』 などなど。以前から好きなジャンル。これを機にタイムトラベル映画の分類をしてみようかと考えた。好きな作品はタイムトラベルの中でも、ループものが多いのかな。そもそも「トラベル」(旅行)という言葉が厄介で、強制的にある時間に飛ばされるループものは「旅行」のイメージにはそぐわない。タイムリープ(時間跳躍)というほうがいいのかもしれない。だが、タイムリープは『時をかける少女』に登場した造語で和製英語。まずは、時間を超える物語をなんと呼ぶか正式に決めるべきではないか。というか、長い話だし、私はもはやこの段階で飽きていた。まさか語の定義になってくるとは。

 

分類方法も難しい。歴史改変があるかなしか、過去に自分が存在するかどうかなどの分け方もある。もっとシンプルにタイムトラベルを、自分の意思で行えるか、意思とは関係なく移動してしまうかで分類してもいいのかな。

 

少し気になったのは、タイムトラベル作品だが、タイムトラベルが話の中心になっていないものもあること。これらをどうすべきか。ターミネーターシリーズは、タイムトラベルものだが、未来からやってきただけで結局、現代での戦闘がメインになっている。タイムトラベルを駆使してどうこうというわけではない。シュワちゃんは筋肉で問題を解決する。でも、一応タイムトラベルといえばそうなのだけど。

 

異世界ものというジャンルも難しい。中世のような世界に、現代から飛ばされてしまう冒険ファンタジー。中世であるならばタイムトラベルとして成立するが、架空の世界の場合、タイムトラベルしていることになるのか。時間の移動はしておらず、ただ違う惑星に行ったというならば空間移動だけで時間移動にはならない。また、中世のようなゲームの世界に飛ばされるものがあるが、あれは中世でありながら、サーバーが置いてあるのが現代ならば、現代として扱うべきなのか。長々と書いてきましたが、誰が面白いんだ、この話。というのがある。あと、分類作業が大変なので途中でめげた。

 

いつかタイムトラベル映画のサイトを作ろうかな。

 

 

 

▼映画の感想『コード211』『ハッピー・デス・デイ』を書きました。『コード211』は実際に起きた強盗事件をモチーフにした作品。ニコラス・ケイジはあいかわらず仕事を選ばない。『ハッピー・デス・デイ』はSF+ホラーという感じ。主人公の性格が最悪なので、何回死んでも心が痛まない!

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author:しゅん, category:日常, 15:25
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伯父の思い出

▼伯父夫婦は家を引き払い、老人ホームへと移った。いつか面会に行かなければと思っていたがコロナで会うことができない。手紙を書くことにした。思えば、伯母にはずいぶんとかわいがってもらった。「誰にも言わなくていいから」と、伯母からこっそり小遣いをもらったことが何度もある。伯母は病院を定年まで勤めあげた。ずいぶんと給料が良かったようなのだ。新築した二階建ては、ほとんど伯母の稼ぎだというのを聞いた。よく笑う茶目っ気のある人だった。

 

伯父はというと、あまり話したことがない。伯父は、高校か中学の教員免許しか持っていなかったが小学校で教えていた。それが何かのきっかけで保護者にばれ、抗議を受けて学校を辞めることになったらしい。それから何をしていたかはわからない。親族の間ではこの話題はタブーになっており、私もよく知らない。この思い出いるのか。

 

伯父についての思い出といえばなんだろう。普段愛想が悪い伯父だったが私が成人すると途端に愛想が良くなった。田舎に帰ったとき「まあ一杯、飲んで飲んで」と、私のコップにビールをよく注いでくれたことを憶えている。私は下戸でまったく飲めない。伯父はアルコールを医者から止められており、伯母もうるさかった。私に酒を出すという名目で、私をダシにして自分で飲みたいだけなのだ。今ならばそのぐらいの狡さはなんとも思わない。だが当時、二十歳を越えたばかりの私は、酔っぱらいとは実に汚く酒を飲むのだなと、伯父を冷ややかに見ていた。というか、もっと楽しい思い出話なーい?

 

ないです。

 

伯母は明るくサバサバしていて人気者だから、他の親族から手紙が届いているかもしれない。伯父はどんより淀んでいるからな。なんだか伯父がかわいそうなので今回は伯父宛に手紙を書いた。伯母にはまたいずれ。

 

 

 

▼痛風の膝関節炎に加え、賞味期限がきれたハンペンを食べたらジンマシンが出た。ヨロヨロ。仕事をするには集中力を欠く。寝たほうがいいのだけど膝関節が痛くて眠れないので映画を観ることに。なるたけ退屈そうなものを選んで、あわよくば寝る作戦。

 

ニコラス・ケイジが好きなので『コード211』という映画を観る。ニコラス・ケイジは作品の当たりハズレが激しい。何度も書いているが、ライアン・ゴズリング、ジョージ・クルーニーあたりは作品を十分に吟味して出演を決めているように思う。知名度もあるし、それが普通なのだけどニコラス・ケイジは手あたり次第に出ている感じがすごい。ま、金がないというニュースをたまに見かけるわけで、原因はそれだろうけど。滅茶苦茶に買うからなあ。恐竜の骨とか城とかピラミッド型の巨大な墓とか。何を考えているんだ。そんなわけでハズレ臭がすごい『コード211』を観たら、やはり豪快にはずしていた。これはまたずいぶんな‥‥。

 

ところがですね、いつもなら確実に寝るはずだが膝が痛いので最後まで観きってしまう。意外な効果が。次は大好きなイーサン・ホークの映画『リミット・オブ・アサシン』を観る。これもジャケットからハズレ臭が‥‥。つまらなくはないものの、それほどという。だが膝痛の効果でまたしても眠れなかった。次に『劇場版 のんのんびより ばけーしょん』を観る。テレビ版の世界観を損なわず映画版にした出来で「テレビ版が好きだった方なら」という。のんびりしておるね。

 

アニメ『かくしごと』(全12話)を観る。下品なギャグマンガを書いている主人公が、溺愛する娘に知られないために自分の職業を隠しながら子育てするギャグアニメ。成人漫画なら隠したい気持ちもわからないではないが、ギャグマンガ家というのはべつに恥ずかしくもないように思うのだけど。そこが引っ掛かってしまい、あまり入り込めなかった。主人公がひたすら娘を溺愛するのも教育上どうなのだろうと思ったり。娘はかわいく描けている。絵の雰囲気が80年代に流行したイラストレーター、わたせせいぞうさんを思わせる。青い空、白い雲、さわやかな雰囲気がいい。が、ギャグはなんだか合わなかった。

 

すべて観きったが眠ることはできず、ぐったりと疲労した。これ、普通に仕事していたほうが疲れなかったのでは。

 

 

 

▼映画の感想『かぐや様は告られたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』を書きました。学園ギャグアニメ。面白かったです。

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author:しゅん, category:日常, 00:19
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利休と朝顔

▼仕事でお付き合いのある方の息子さんは、家でオンライン授業を受けているという。画面は何分割かされて、先生と生徒たちの顔が映っている。息子さんは、好きな子の顔を最大化して授業を聴いているのだとか。なるほど。堂々と好きな子の顔を正面から見られる。コロナ時代のあるあるなんだろうな。画面をキャプチャしたり、ムービーとして保存する子もいそう。私が学生なら、間違いなくやってそう。専用フォルダに保存してアルバム作ってニヤニヤしてそう。キモー、と思いました。学生時代に戻りたい。

 

 

 

▼痛風の関節炎が出る。左膝が腫れあがり、伸ばすことができない。日記を読み返すと、前回、症状が出たのは2020年3月。なんとまだ4カ月しか経ってない。日記が役に立つ唯一の瞬間と言えよう。杖をついて移動する正真正銘のおじいちゃんとなった。

 

ロキソニンを飲まずに堪えてみる。姿勢によって痛みがまったく違い、何度も寝返りを打って痛くない姿勢を探す。うつらうつらしているだけで熟睡できなかった。今は薬に頼ればいいものの、昔の人は大変だったろうなあ。いつ良くなるかも知れない不安のなかで、痛みに堪えるしかないという。朝、堪えきれずに薬を飲んだ。午前中は眠くて使い物にならず。午後もブログを書いている。一日使い物にならないのでは。

 

 

 

▼仕事でお付き合いのあった方から転職したというメールをもらう。「このたび○○社を卒業し‥」とある。学生が使うのは当然だけど、どうも社会人が卒業という言葉を使うのは違和感がある。個人のステップアップのために会社を踏み台にした感があるのかな。そんな悪く受け取ることもないんだけど。

 

では、会社に残っている人たちはなんなのだろう。留年だろうか。今後は、長くいる社員は「会社に留年し続けている人たち」と呼びたい。「卒業」という言葉を使うことで、ずいぶんときれいに聞こえるような気もする。離婚しても「夫婦という関係を卒業し」と言えるし、友達と絶交しても「友人関係を卒業し」と言える。亡くなっても「人生を‥」、もうやめとこ。そういうのいくない。

 

思えば、卒業しても入学はしないのだな。番組やグループを「卒業」することはあるが「入学」することはない。私が積極的に使っていきたい。新しい会社に入社したとき、「このたび入学しました〇〇です」と挨拶していきたい。アホが入ってきたと思われる。

 

 

 

▼都知事選の投票に行ったとき、校庭の隅に朝顔のプランターを見かけた。朝顔を見ると思い出すのが千利休と朝顔の話。

 

利休の屋敷に立派な朝顔がたくさん咲いているという評判が立つ。噂を聞きつけた秀吉は、利休の屋敷を訪れる約束をする。約束の当日、秀吉が屋敷を訪れると庭の朝顔はすべて切られていた。茶室に入った秀吉の目に入ったのは、たった一輪の見事な朝顔で、それを見た秀吉は深く感動したという。この話が伝えたいところがよくわからないのだ。いったい利休というのはどんな人だったんだろうと思う。

 

秀吉というのは派手好きで、かつて利休に命じて金の茶室を作らせている。わかりやすい人なんですよね。秀吉の性格を考えるならば、できるだけたくさんの朝顔があれば満足しそうだし、当然、利休もそれをわかっていたように思うのだ。でもあえて、朝顔を切ってしまい、茶室に一輪だけ活けてみせた。これこそが侘び寂びであり、粋であると宣言しているようで、ちょっと嫌味ったらしいというか。あまりいい印象がない。一輪の朝顔を引き立てるために、他の朝顔を切ってしまうというやり方は花を愛でる人間がやることではないように思う。

 

秀吉が一輪の朝顔を見て感動したというのは『茶話指月集』にあるそうだが、本当に感動したのかなと思う。利休が示した侘び寂びを理解できないのは悔しいと思い、あえてわかったふりをするというのもありそうに思う。のちに秀吉と利休の関係はこじれ、秀吉は利休に自害を命じる。もう、この時期から秀吉と利休の間はこじれていたのかもしれない。一輪の朝顔は妥協なき芸術の表現なのかもしれないが、利休は秀吉へのあてつけとして「これが侘び寂びなんですよ」と見せつけたようにも思えるのだ。それは幼稚なことだし、一期一会という茶の湯の精神からほど遠い。そんなことはすべてわかりきったうえでも、やらずにはいられなかったような。そんなふうにも思えるのだ。利休は何を思い、朝顔を切ったのだろう。

 

 

 

▼映画の感想『ハドソン川の奇跡』を書きました。機体トラブルにより、ハドソン川へ緊急着陸したUSエアウェイズ1549便。降りてからがいろいろ大変でした、という話。有名になるのも大変。

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author:しゅん, category:日常, 15:10
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ゲマインシャフト、ゲゼルシャフト

▼マイタケ、シイタケ、油揚げの炊き込みご飯を作る。思えば初めての炊き込みご飯。炊き込まない人生に終わりを告げた。

 

味、うっすー。次こそはなんとか成功させたい。おこげも作りたい。

 

 

 

▼格闘家でYouTuberの朝倉未來(みくる)さんの動画を観る。今までちゃんとしたYouTuberの動画を観たことがなかった。再生回数2桁の動画を観て「地獄だな‥‥」と思って以来、観ていなかった。ちゃんとしたものから入ればよかった。

 

未來さんは直観力と推理力がものすごくて驚く。撮影している仲間とドッキリを仕掛あっている企画が多く、でもほとんど引っ掛かることはない。警戒心が異様なまでに高い。一人だけ戦国時代にいるのか。同じく格闘家でYouTuberである弟の海(かい)さんが、未来さんにキャラ弁を作って持っていく回がある。

 

海さんの方は兄と違ってほんわかしたチャンネル。兄はほとんどドッキリを見破るのに、弟は全部かかっていくのも対照的で面白い。人を疑いまくる兄とまったく疑わない弟という。同じ環境で育ってきて、ここまで差が出るのだな。未来さんの仲間は、ただキャラ弁を持ってきたという海さんが信じられなくて、弁当に何か仕掛けられているのではないかと執拗に疑う。鍛えられすぎている。ドッキリ仕掛けられすぎて病気みたいになっている。面白い。そもそもただキャラ弁を持っていくのは企画として弱すぎるし、面白くない。未来さんたちなら、こういった企画をやらないだろうし、疑うのも無理はない。未来さん、海さんの弁当にまったく手もつけないという。非情な兄。面白い。

 

YouTuberが子供の将来就きたい職業の1位になってから久しい。なぜそうなるのかよくわからなかった。でもこういう動画を観ると理解できるような。社会学の講義でゲマインシャフトとゲゼルシャフトを習った。この話、だいぶ古いんですけども。これを提唱したドイツの社会学者フェルディナンド・テンニースは1936年に亡くなっている。

 

ゲマインシャフト(共同体組織)の最小単位は家族で、友人同士の集まり、趣味の同好会、町内会、部活、習い事、サークル、村社会等がある。こうした組織は構成員の満足度を高めるのが重要な方針となる。一方、ゲゼルシャフト(機能体組織)は組織に目的があり、目的達成のために人材、資源、指揮系統が整備される。ゲゼルシャフトの代表は会社ですね。

 

競争が激化、会社の拡大等により、ゲマインシャフトの気風をもっていた企業もゲゼルシャフトにシフトせざるを得なくなる。利益追求のためにはいいのだけれど、あまりにそればかりになるとつらいというか、どこかでゲマインシャフト的な気風も残していかないと押しつぶされるような気がしていたのだ。ゲマインシャフトとゲゼルシャフトが塩梅よく融合した組織が理想に思える。過労死、派遣切り、ブラック企業、ハラスメントなどはゲゼルシャフトの弊害が滲み出たように感じる。

 

子供が憧れる職業として以前は、芸人が1位だったこともあった。バラエティ番組はゲマインシャフト的な雰囲気を醸し出している。実際は、面白いことを言わないと次は呼ばれないとか、視聴率が悪かったらなどとバリバリのゲゼルシャフトだけど。ゲマインシャフトというのはお金との相性が悪い。そもそも利益追求のための組織ではないから儲からないんですよね。そこのところをひっくり返したのがYouTuberで、トップの方にいけば気の合った仲間と楽しくやりながら相当な利益をあげられる。ゲマインシャフトでご飯が食べられるとは。これは子供が憧れないわけはないなあ。などと。え、今更? みたいな話ですけども。今更なんですよ。人から10年遅れてるんだ、私は。

 

 

 

▼映画の感想『悪との距離』を書きました。無差別殺人を扱った社会派ドラマ。台湾ドラマのレベルの高さにおののきました。お薦めです。

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author:しゅん, category:日常, 11:02
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SoulWorker(ソウルワーカー)